4. マジカル頭脳パワー

かつて土曜日の午後8時といえばこの番組でした。この番組、最初はただの偶然から見ることになったのですが・・・、その後徹底的にはまっていきました。と言ってもmasaは前半の頃が一番良かったと思うのですが・・・。と言うわけで時期ごとに分けてみたいと思います。

初期・・・様々な問題に対して自分の持てる限りの知識と発想をフル回転させて挑むと言う問題が多かった頃。例えば「マッチを1本だけ移動させて等式を成立させる」と言う問題や「殺人事件の犯人は誰で、そのトリックはどういうものだったのか?」と言う問題が多かったですね。これらの問題は一応解答が一通り用意されているのですが、解答によってはその正解を上回るものもあり、予定点数以上の点数をもらえることもありました。この頃は自分の頭をフル回転させ、柔らかい思考能力が必要とされたのです。

発展期・・・超有名な「あるなしクイズ」を含めた早押しクイズが前面に出てきた頃です。早押しクイズのパターンとしては「あるなしクイズ」、「間違い探し」、「いち文字クイズ」、「立体文字クイズ」、そして早押しだけでなく声で反応するクイズもありました。いち文字クイズと言うのは、そのものがある位置をメダルで示すのですが、物の頭文字一文字だけで紹介するのです。もののある位置はわかっているので、後はそのものが何かと言うことが分からないといけないのです。ちなみに中学生だったmasaはこの問題を作っていたのですが、番組にはがきを出そうとしたその週に同じ問題を使われて悔しい思いをした記憶があります。

円熟期・・・これまでの個人戦から集団で行うことも点数に含まれるようになってきた時期です。個人戦で戦っていた時期とは違い、この頃はチームワークが重要になっていました。伝言ゲーム形式の伝言を絵で書く形式にしたコーナーとか、物事を身振り手振りだけで伝えるコーナーなどがありました。円熟期と書きましたが、既にこの頃には崩壊の序曲が見え隠れしていたように思えます。この頃は徐々にあるなしクイズなどから脱却していました。そしてこの頃放送時間帯が土曜日の午後8時から木曜日の午後8時に移動になったのです。

衰退期・・・木曜日の午後8時に移動してからは個人的に衰退期に入ったと理解してます。この頃、レギュラー陣が変わっていきました。団体戦の傾向は更に強くなり、砂をきっちり10キロ詰めたら100点とか、あることができるかどうかを賭け、できると賭けた人に対してそれを実際にやらせると言うコーナーがありました。この頃にはほとんど番組に対する興味も失ってしまいました。最初の頃からすると頭脳を使うコーナーはあまりなかったと言えるでしょう。この路線変更が原因なのでしょうか、ついに終わってしまいました。

ちなみにこの番組のレギュラーとしては所ジョージさんがいました。彼はこの年代別で言うと初期〜円熟期まで(ひょっとしたら衰退期までかも)レギュラーでした。彼の頭の回転の速さはこの番組で相当証明されたと言えるでしょう。発展期の頃は毎週900点以上の得点を取っていました。ちなみに点数は頭脳知数といわれ、この頭脳知数が1000点を越えると世界一周旅行にいけるのです。が、所さんは毎週990点で止まってしまうのです。普通にこの番組のコーナーを満点で行けば1000点を越えていくのですが、所さんは常に最終問題までで「これは間違いなく1000点を越えるだろう」と言う状態になるのです。が、なぜか毎週後一歩の所で逃していました。でもトップを取った回数は彼が一番多かったと思われます。彼の強さを示すエピソードとしては、スペシャルの時のチーム分けにも出ていました。大体所さんは一人で「本命チーム」を作っていたのです。他のチームが大体3人とかだったのに対して一人で戦うことを強いられる、それぐらい彼の実力はずば抜けていたと言えるでしょう。そんな彼が降板した後を受けたのが今田耕治だったのですが・・・いかんせん役不足でした。所さんがレギュラーを降りたところからこの番組の終わりが見えていたのではないでしょうか?

本当はこの番組をクイズと分類して良いのか非常に困ったのです。当初はクイズ番組でしたが、最後は単なるバラエティになったと判断できるからです。この番組もやっぱりあるなしクイズの方向で進めばよかったのに・・・と思ったのですが・・・。後半はパーティーゲームみたいだったと思います。どうして人気がある番組ほど方向性を間違えてしまうのでしょう?

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