監督について

masaが巨人ファンだというと、大抵の人は「あんな監督でも良いのか?」と聴かれることがあるので、その質問に対する答えの意味でここで多少書いてみたいと思っています。まずmasaの立場を明確にしておく必要があるでしょう。masa自身、長嶋監督は監督として評価していません。評価していない理由は色々とあるのですが、一番大きな理由は監督として采配が出来ていないと思うからです。確かに昔はスーパースター、名選手だったかもしれませんが、masaはその時代を全く知りませんし、それが監督としての評価につながるとも思っていません。いくら名選手だったからといって、それが采配に何の影響があるのでしょうか?だからいくら長嶋茂雄がスーパースターだったといっても、監督として合格だと言うことは出来ないと思います。

監督の采配は時々訳が分からないことがあります。例を挙げてみましょう、2000年シーズンのことでした。8月後半の対広島戦、先発はようやく帰ってきた斎藤でした。彼はこの年、キャンプから怪我に苦しみながらシーズンに突入しました。ようやく彼が帰ってきて、そして勝利も目前だったのです。さすがに最後はリリーフを投入することになったのですが、岡島で終わる予定でした。岡島もこの日、調子が良かったのです。彼は9回2アウトまでいきました。誰もがこのまま岡島で終わると思いました。が、そこで監督がベンチを出てピッチャー交替を告げたのです。監督が告げたピッチャーは桑田、かつての三本柱で終わらせる予定だったのです。が、この後悲劇がまっていました。広島に勝ち越されてしまったのです。桑田が悪かったのかもしれませんが、このおかげでせっかくの斎藤の勝ち星が消えてしまったのです。これは桑田というよりも桑田を送り出した監督の采配に問題があったのではないか、と思っています。

投手起用でもそうですが、野手起用では更に分からないことがあります。一番大きいのは清水の起用法です。彼は率も残せるし、ホームランも打てるバッターなのですが、いまいち監督に信用されていないようです。なぜなら左バッターであると言うだけで相手先発が左ピッチャーだったら先発から外されるのです。これはいまだに納得できません。それと時々レギュラーが打てていない時に代わりの選手を出すのですが、この選手がどんなに活躍しても次の試合でははずすと言うことがあります。それが選手起用では納得できないところですかね。

ちなみにmasaは巨人のオーナーも嫌いなのです。masaはあくまでも巨人と言うチームが好きであって、監督やオーナーは嫌いなのです。嫌いと言っても監督が嫌いというのとオーナーが嫌いというのはレベルが違います。監督は人間的にはきっと素晴らしいに違いありません。ただ、監督としては評価できないから嫌いだと言っているのですが、オーナーは人間的に相当嫌いです。今の巨人が、そして今のプロ野球界が変わってしまったのは彼の独裁のためなのです。彼の考え方は「巨人さえ強ければ良い、後のチームなんて関係ない」と言う非常に簡単な考え方です。だからFA制度や逆指名制度でお金があるチームが有利になっているというわけです。確かにmasaの理想は巨人が強いことですが、巨人だけが強ければ良いというわけじゃないのです。いくら強いチームだとしても、相手がいなければどうにもならないわけで、その意味では巨人だけで何をするのか?と思ってます。だからできる限り早い段階でこのオーナーが変わってくれることを臨んでいます。オーナーが変わればきっと監督も変わると思いますから。(2001年シーズン直前)

 

以上の文章は2001年シーズン直前に書いていた文章だったのですが、2001年シーズン終了直前に大ニュースが発表されました。それは「長嶋監督勇退」そして「原新監督就任」です。「勇退」でありますが、一応「終身名誉監督」就任も発表されています。これがどういうことなのかは分かりませんが、監督として現場に出ることは無いというように理解しています。そういうわけで色々と書き足すと共に、監督に対する今の正直な思いを書かせてもらいたいと思います。

2001年シーズンの最大の敗因は確かに投手陣の崩壊ではあるものの、この原因はコーチ、つまりは監督の責任であると思われます。投手起用があまりに一貫性を欠いたために、結局最後まで中継ぎ、抑えが安定しなかったと言うのは決して言い過ぎではないでしょう。それは監督の采配の問題です。「打たれたら交代、ランナーがたまったところで交代」と言うのでは、ピッチャーも気持ちが落ち着かないでしょう。しかも、いつ自分がコールされるかわからないから、心の準備も出来ない(一応どんな場面でも対応できるのがプロでしょうが、巨人に関してはあまりに突然すぎる感じがあってこの一般論ではあてはまりません。)と言うのは納得できるところだと思います。

長嶋監督のモットーは「魅せる野球」と言われていますが、それ以前に「勝つ」ことが求められる巨人では、「魅せる野球」とは時に勝つこととは最もかけ離れていることもあったと言えるでしょう。でもそんな勝つことと魅せることを両立させようとしたことは、本当に大変だったと思います。まぁ色々と普通の人には疑問に思える采配もあったかもしれませんが、今となってはそれもこの人の個性だったのだと考えられるようになってきました。と言っても、決してmasaはこの監督のことを評価しているわけではありません。

一つ気になっているのは次期監督である原ヘッドコーチの力量ですが、どうも2001年シーズンの間に既に数試合采配を任せられた試合があったらしく(それがどの試合なのかが分からないのですが、きっと7番レフトマルティネスとと言う采配でなかったと願いたい)、準備は万端みたいです。まぁ「長嶋監督の采配を受け継いで」といっていますので色々な意味で期待しています。願わくは来年このコンテンツで罵倒されることが無いように頑張ってもらいたいと思います。(2001年シーズン終了後)

 

さて、オープン戦などを見ていて思ったのですが、どうも原監督は長島前監督のいいところは残しつつ、独自性を発揮しようとしているようです。例えば打順を変更して阿部を7番に起用したり、1番清水、2番仁志としたり、投手陣では抑えに河原を指名したり、あるいはユニフォーム(セカンドユニフォームですが)を新調したりと色々としているようですが・・・。まぁ今は良いんじゃないかと思いますけど。ただ、あのセカンドユニフォームはあまりカッコいいとは言えませんけどね。

後は・・・、オープン戦を見ただけのことなので分からないのですけど、勝ちパターンが見えてきてないという不満があります。先発はどうにか頭数は揃ったようですが、抑えの河原までつなぐセットアッパーなどがいまだに不明です。オープン戦ももう終わろうかと言うのに、いまだに決めきれてない印象を受けました。シーズンが始まってからでもいいのかもしれませんが、巨人のようなチームではあらかじめ勝ちパターンを決めておかないとダメだと思うのです。シーズン中に勝ちパターンが確立できるか分からないのですから、本当はもっと前の段階である程度絞りをかけるべきだと思ったのですが・・・。

打線に関してはほぼ固定と言う形になるようですが、投手陣はどうも不安定だと言うのがオープン戦を終えての正直な感想ですね。仮に、巨人の投手陣が全員完投能力に優れているとか、若いピッチャーが揃っているとかならばどうにかなるのですけど、巨人の投手陣は高卒のルーキーが先発に控えているわけでもないし、完投が出来る人が揃っているわけでもないのですから、こまめな継投が大事になるはずなのです。ですから、このオープン戦で勝ちパターンの継投、負けパターンの継投を確立することが大事だったのですが・・・。シーズン直前にこういうのは何ですが、どうにも不安な感じです。

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