2. 水戸黄門

ある意味で日本一有名な時代劇だと思います。恐らく日本人であれば少なくとも一度は見たことがある時代劇であろうと思います。もちろんmasaも昔自分の祖父と一緒に見ていた記憶があります。

この物語の主人公は徳川光圀、5代将軍綱吉の頃に綱吉と折り合いが悪くなり水戸で隠居生活に入ることになった人です。その彼が日本全国津々浦々を旅しながら世直しをすると言う物語です。が、ここで忘れてはいけないのはこの物語は完全なフィクションであると言うことです。彼は確かに水戸で隠居していましたが、日本中を旅したということは決して歴史的に認められていないのです。ではどうしてこの物語が歴史的事実であるかのように思われてしまうのでしょうか?それは彼の生活が原因なのではないかと思われます。彼は隠居生活の中で日本各地の情報を得ているのです。だから彼自身は旅をしていなくても地方の情報を得ているのです。それが「水戸黄門諸国漫遊記」と言う作品で表されたのでしょう。

この番組が人気なのは徹底して勧善懲悪を貫いていることが挙げられます。何があっても最後は絶対にハッピーエンド、最後に勝つのは正義であると言うのは見ていて非常に気持ち良いのです。だから黄門一行は絶対に無敵なのです。これはお年を召した方々には非常に分かりやすいので人気なのだと思われるのです。ただ、この分かりやすさなどを「ワンパターン」と思ってしまう人もいることは事実で、そういう人たちにとってはこの番組はマンネリズムであると思われるでしょう。しかし、たとえマンネリズムであってもそれを貫くと言うことは立派なことであると思っています。

masaは2代目の黄門が一番好きでした。と言うか、masaが初めて見たときの黄門様がそうだったので、黄門様と言えばそのイメージしかなかったのです。今でもあの人が一番黄門らしかったと思うのですが・・・、どうなのでしょう?

以下では黄門一行のメンバーについて紹介したいと思います。まず最初は黄門さま本人から。普段は越後のちりめん問屋の隠居として行動しています。これは最初から自分の正体を明かしてしまうと騒ぎになってしまうから、そして市民生活に入っていくためであったからと思われます。いざとなると自分の正体を明かしますが、それまでは好々爺を装っています。かなりの頑固者ですが、あれぐらいの年だったらそれも仕方ないだろうと思われます。彼自身は立ち回りのとき、杖を使って戦うのですが、実際に相当強いと言えるでしょう。

続いてお供の助さんと格さんについてです。助さん、本名は佐々木助三郎と言いますが、彼は水戸藩で光圀に仕えているのです。彼は刀を使って相手を攻撃しています。格さん、本名は渥美格之進と言いますが、彼もまた水戸藩で助さんと同じように光圀に仕えていました。彼は腕力がすごいので自分の腕だけで戦っています。彼らは普段ちりめん問屋の手代として旅をしています。

更に続いては八兵衛です。彼は・・・何故かいつも黄門一行についてまわっているのですが、一体どうしてついてきているのでしょう?彼は他の一行の人のように何か特技があるというわけではないのです。強いて特技を挙げるなら、人より多く食事を取ることでしょうか?彼は旅で行く先行く先で名物を食べているようです。彼はストーリーの中で一服の清涼剤みたいな存在のようです。どう考えても武士ではないようなので、尚のこと正体が気になって仕方ないのですが・・・。

それ以外では、忍びの者がいました。一人目は風車の弥七で二人目はかげろうお銀で三人目は飛猿(とびざる)です。風車の弥七は影から黄門一行をサポートしていますが、彼はよく悪代官の屋敷に忍び込んで情報を得るのです。そしてその得た情報を一行に伝えるのですが、その時使うのが風車なのです。気が付いたらこの頃出ていなかった気がするのですが・・・、一体どうしたのでしょうか?お銀も黄門一行をサポートしているのですが、彼女は色仕掛けで悪代官から情報を得るのです。この色仕掛けの時風呂に入るシーンがあるのですが、このシーンが楽しみで見ている人もいたようです。が・・・、役を演じている彼女は50歳ぐらいなんですね。これには驚かされましたけど・・・。最後の飛猿はハッキリ言ってパワーキャラです。彼は壁をぶち破り地中から現れると言うすごいキャラです。信じられないぐらいの力で相手に立ち向かっているのです。近頃では弥七の役目もしているようですが、とにかくパワーキャラであることには代わりありません。

と、ここまで書いたのは良いんですが、気がついたら黄門がまた変わっていました。と言うわけでレギュラーキャラも総入れ替えらしいのです。一応今まで2回ぐらいしか見てないのですが、どうもキャラ設定から相当変わっているようです。この変化が吉と出るか狂と出るか、これからが楽しみです。

さて、そのレギュラー入れ替えですが、どうやら最初のうちは不評だったようです。その理由としては何点か考えられますがまとめてみると以下のような感じになるでしょう。

1、うっかり八兵衛に変わるキャラクターが出てこない。
2、印籠すら出さない時があった。
3、レギュラー総入れ替えと言いながら何故か由美かおるだけは出てきていた。
4、水戸黄門役が若すぎる。(トレードマークのヒゲが生えてなかった。)
5、世をしのぶ仮の姿が「ちりめん問屋」から「戯作者」になっている。
6、旅のメインの理由が「世直し」から「『大日本史』製作のための資料集め」に変わっている。

1に関しては何故か格さんがそういう役回りをしているようです。しかし、あのキャラクターに変わる人はなかなか出てこないようです。2に関しては最初のうちは印籠を出さなかったのですが、どうやら不評だったようで途中から印籠を出すようになってきました。しかし、印籠を出した時の決め台詞が「先の副将軍」から「中納言」に変わっていました。(これも、途中から「先の副将軍、中納言水戸光圀」に変わっています。)3に関してはこれは仕方ない話だと思いますが、やはり途中から入浴シーンも入ってきたようです。そのシーンもなくなってしまったかと思っていたのですが・・・。4に関しては、今までの人がそれなりの年だったと言うこともいえますが、それ以上に演じている石坂浩二さんが実年齢以上に若く見えることが影響しているのかもしれません。まぁmasaは2代目の黄門様が一番お気に入りなので、その人と比べるとどうしても相対評価が低くなってしまうのですが・・・。5に関してですが、これは多少マニアックな感じがしますね。この辺以前の水戸黄門との差異を出そうとしているのでしょうが、それがどうもうまくいってない感じを受けます。最後に6に関してですが、これが一番大きいと言えるでしょう。何故なら以前の水戸黄門と違い、「たまたま」世直しをしていると言う状態になっているからです。だから、話によっては別に水戸黄門でなくても良いんじゃないか、と言う話もあります。

まぁこんなところでしょうかね。以前の水戸黄門と今の水戸黄門とはどう考えたら良いのかと言うのがちょっとした悩みです。ひょっとして「無かったことにして」今の水戸黄門があるということにしているのでは?と言うのが個人的な意見です。

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