スーパーロボット大戦の歴史

「第2次スーパーロボット大戦」

ある時、外宇宙から地球に侵略してくる敵の存在に気が付いた一人の天才科学者がいた。彼の名前は「ビアン=ゾルダーク」。彼はその侵略者に対して、地球の軍事力を統一し、その上で侵略者と戦おうと言うことを決心する。それはつまり、地球征服であった。そのため、秘密結社ディバインクルセイダーズ(通称DC)を結成する。さらに自ら製作したロボット、ヴァルシオンによって、地球の軍事力を自らの手中に収めようとした。しかし、そんな彼の野望を食い止めるべく立ち上がったものがいた。ガンダム、マジンガーZ、ゲッターロボを中心とした「ホワイトベース隊」の面々である。そして彼らはとらわれの仲間を助け出したりすることで、戦力を増強して、DCに対抗していった。そんな中、謎のロボット、サイバスターをとそのパイロットマサキ=アンドーに出会う。彼はグランゾンとそのパイロット、シュウ=シラカワを追っていた。シュウ=シラカワはDCに協力していたので、マサキはホワイトベース隊に加わることになる。ついにホワイトベース隊はビアン博士を追い詰め、ヴァルシオンを倒す。ビアン博士は自分を倒したホワイトベース隊が、やがて来るであろう宇宙からの侵略者に対して立ち向かってくれることを確信して亡くなるのであった。なおこの戦争のことを後にDC戦争と呼ぶ。

「第3次スーパーロボット大戦」

DC戦争の半年後、世界は平和になったかのように見えたが、ビアン博士の死後崩壊したはずのDCがザビ家と言う強力な指導者を得て復活を果たした。これに危機感を覚えた世界各国は国連に代わる世界統一機構、地球連邦を樹立した。また、DC戦争で活躍したホワイトベース隊は連邦の外務部隊、ロンド=ベルとして地球圏の治安維持の任務についていた。そんな中、世界各地の連邦軍部隊が突如行方不明になると言う事件が起こった。その原因を探っていたロンド=ベル隊は、博士の予言どおりの外宇宙からの侵略者と遭遇する。DC、そして、侵略者との戦いの中でロンド=ベル隊は、さまざまなスーパーロボットの協力を得て、少しづつ平和を取り戻そうとする。そこで彼らは、行方不明の兵士たちが侵略者の先兵として使われていることを知る。そして、彼ら侵略者の狙いが、好戦的な地球人の外宇宙の進出を阻むと言う大義名分を掲げた、地球侵略に過ぎないことを知る。この戦いの中で、再びマサキの協力を得て、さらにビアン博士の娘リューネ=ゾルダークと出会う。彼女はロンド=ベル隊を父の仇と狙うが、マサキの説得によりロンド=ベル隊に協力することになる。またシュウ=シラカワもロンド=ベル隊に協力を申し出るのであった。そのようにさまざまな協力者を得て戦って行く中で、DC内部も異星人と協力する勢力とあくまで敵視する勢力とに分かれるのであった。そうして、分裂したDC、そして異星人を退けるのであった。
しかし、全てが終わったあと、突如シュウが反旗を翻すのであった。これは全てシュウの精神に破壊神ヴォルクルスが憑依したからである。だが、彼はロンド=ベル隊によって倒されるのであった。なお、このとき現れた異星人のことを後にインスペクターと呼称する。またこのときの戦いを通称インスペクター事件と呼ぶ。

「スーパーロボット大戦EX」

地球内部の歪曲空間に存在する世界「ラ・ギアス」。そこはDC戦争、及びインスペクター事件でホワイトベース隊、ロンド=ベル隊に協力したマサキ=アンドーの第2の故郷である。ラ・ギアスにある大国の一つ、神聖ラングラン帝国では、来るべき災厄に備えて魔装機計画が進んでいた。具体的にはその災厄とは、魔神ヴォルクルスの復活である。魔装機の中でも特に優れたものを魔装機神と言う。そのパイロットには強力なプラーナを持つ地上人がラ・ギアスに召喚されてその任に付くことになっている。
さて、マサキがシュウを追って地上に行っている間に、ラングランの王都は大規模なテロによって、その機能を停止して、事実上崩壊していた。その混乱に乗じて、隣国のシュテドニアス連合がラングランに侵攻し、ラ・ギアス全土は戦火に包まれた。そして現在ラ・ギアスは、王位第一継承者のフェイル王子が率いるラングラン正規軍と、ラングランの元将軍のカークス率いるカークス軍、そして、ラングランに侵略してきたシュテドニアス軍の三つ巴の戦いとなっていた。

そのような情勢下で、マサキはラ・ギアスへと帰還した。そこでマサキは多くの地上人と兵器がこのラ・ギアスに召喚されていることを知る。そして、彼はかつての仲間たちと出会うのであった。マサキはその仲間たちと共にフェイル王子に協力して、シュテドニアス軍と戦うのであった。また、マサキとは別に召喚されたリューネは、魔装機神の操縦者ヤンロンと出会い、彼と共に、カークス軍に協力してシュテドニアス軍と戦うのであった。そうして、マサキ、リューネと違う軍勢に協力しているものの、その両者ともに、侵略者シュテドニアス軍と戦うことで利害が一致したことで、同盟関係を結ぶことになる。そして、カークス軍、フェイル軍でシュテドニアス軍を征伐するものの、その後、ラングラン王を誰にするのかと言うことで決裂し、カークス軍はフェイル軍に敗れることになる。カークスの狙いは、超魔装機エウリードを完成させ、その武力でラ・ギアスを統一することであった。その狙いに気づいたリューネは彼を討つのであった。また、カークス軍を退け、ラングラン王になることを宣言したフェイル王子は、自らの超魔装機デュラクシールによるラ・ギアス統一を宣言し、シュテドニアスに宣戦布告をするのであった。マサキはそんな彼の野望を食い止めようとするのであった。そんな中で、一連の地上人召喚事件が全てフェイル王子の仕業であったことが分かるのであった。

同じころ、インスペクター事件で、最後にロンド=ベル隊に立ち向かって倒されたはずのシュウがルオゾールの手によって蘇っていた。彼は、古の邪神ヴォルクルスを復活させるべく、暗躍していた。もともと彼はラングラン王国王位第四継承者であったのだが、ヴォルクルスとの契約によって、背教者として恐れられていた。彼にはヴォルクルスが憑依していたのだが、蘇生が不完全だったため、ヴォルクルスとの契約が無効になって、邪神の呪いから解き放たれたのである。彼が邪神の復活を目論んだのは邪神を自らの手で倒すことにあった。そうして邪神を滅ぼした彼はようやく何者にも束縛されない自由を手に入れたのであった。この時の事件はラ・ギアス事件と呼称される。

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