3. ウルトラマンシリーズ

本当はアニメではないのですが、一応このHPではアニメ番組として分類しておきます。作っているのは円谷プロダクション、始まったのは30年以上も前のことです。と言う事でmasaはシリーズの大半をレンタルビデオでしか見ていません。が、それでも絶対的に同年代の友人たちより知識があるはずです。それについて書いてみたいと思っています。

ウルトラマンは一応宇宙の平和を守る存在です。彼らが住むのはウルトラの星、M78星雲です。彼らは最初偶然地球に来たのですが、偶然来た地球には様々な怪獣、宇宙人が襲いかかっていたのです。そのため彼らは地球を守るため全力で戦うことにしたのです。が、彼らは普段からウルトラマンの姿でいる訳ではありません。普段は人間の姿を借りて地球人の中に混ざって生活しているのです。そして地球人が自分の力ではどうにもならなくなったときに初めて、彼らは真の姿であるウルトラマンの姿に戻って怪獣たちに立ち向かうのです。ここで大事なのは「地球人が自分ではどうにもならなくなった時」と言う条件です。彼らウルトラマンの最終目的は地球人が自分の力で地球を守ることなのです。仮に最初からウルトラマンが力を貸してしまうと、地球人がウルトラマンに頼りきってしまいいつまでも自立できないと考えているからです。そのため彼らは始めから怪獣に立ち向かわないのです。masaは最初このシリーズを見たときはそこまで細かいことを考えていませんでしたが、段々と自分が成長していくにつれて分かってきました。地球人の自立を目的としていたと言う最終回のコンセプトは、シリーズの最終回で培われてきたと言えるでしょう。最後はウルトラマンの力に頼らず人類自らの力で地球を守る、それを見届けたときにストーリーが終わる、つまりウルトラマンの役目が終わるのです。

ウルトラマンの特徴としては、地球上では3分しか戦えない(一部例外あり)弱点がありました。この弱点は絶対無敵だと思われるウルトラマンにも弱点があるということを示す意味では重要なポイントでした。実際のところ、この弱点が設定されたのには違う意味があったのです。それは・・・予算の都合がつかないという理由でした。怪獣と戦うシーンの撮影ではスタジオでセットを組まないといけないわけで、戦闘シーンが長くなると必然的にその分だけお金がかかるわけで、そのシーンの分の予算を減らそうとした結果、ウルトラマンに弱点を設定して必然的に戦闘シーンを減らそうとしたわけです。結果的に無敵でないということは、親近感を感じることもできたわけです。ちなみに物語の中ではウルトラマンたちは太陽からエネルギーをもらっていたのですが、地球の環境が悪かったためにそのエネルギーが届かなかったため地球上では戦える時間に制限がついていた、と説明されたと思います。

ウルトラマンシリーズの謎としては、ウルトラマンに変身する人が全て警備隊の隊員だと言うことが挙げられますが、これはきっと怪獣とより多く戦う機会があるからなのだろうと思われます。もし一般人がウルトラマンに変身することになっていたら、怪獣のいるところまでたどりつけないということになるんでしょうね。

では以下でウルトラマンのシリーズについて語っていきたいと思います。

 

ウルトラマン

ウルトラマンが地球に来た目的は本当に偶発的なものでした。ウルトラマンはベムラーを護送していたのです。が、護送していたはずのベムラーに逃げられてしまったのです。逃げ出したベムラーは地球に逃亡しました。そのためウルトラマンはベムラーを追って地球に来たのです。が、ここで不幸な事故が起こってしまいました。科学特捜隊の隊員であるハヤタがその命を落としてしまったのです。ウルトラマンはハヤタの勇敢さに感動し、ハヤタと自分の命を与えることにしたのです。ウルトラマンがハヤタに命を与えていた間、ハヤタの意識がどこにあったのかについては物語ではハッキリと触れられていないので分かりませんが、最終回の描写だけを見ればハヤタとしての意識、記憶はウルトラマンの物語の間無かったと考えるのが普通かもしれません。

ウルトラマンの必殺技としてはスペシウム光線、八つ裂き光輪が上げられます。どっちも有名な技なので細かい説明は省きますが、確か八つ裂き光輪はスペシウム光線のエネルギーを光の輪にして相手にぶつける技だったと記憶しています。個人的にはスペシウム光線よりも八つ裂き光輪の方が気にいっているのですが、必殺技としての評価はどうしてもスペシウム光線の方が高かったようです。それが納得いかないといえば納得いかない部分ですかね。

ハヤタがウルトラマンに変身(元の姿に戻った、とも言うが)する時に使っていたあの小道具は、確かベーダーカプセルと言う名前だったと思いますが・・・、実際にはどうだったのでしょう?ひとつこの変身シーンで印象的だったのは、変身直前のシーンでカレーを食べていて変身しようとしたときにカプセルではなくスプーンを出してしまったということがありました。これは今でも時々テレビで放送されるシーンなので分かると思いますが、あのシーンは結構笑えますよ。

大事なことを忘れていました。ハヤタ役は今でも時代劇で悪役をしている役者さんです。この時科学特捜隊隊員にはあの毒蝮三太夫さんもいました。毒蝮三太夫さんといえば「おい、ばばぁ」と言うような毒舌で有名なので知っておられる方も多いでしょう。隊長役は立花藤兵衛さんと呼んだほうが分かりやすいかもしれませんが、あの人です。それ以外の隊員についてはハッキリ覚えていません。

個人的に印象に残ったエピソードは、ピグモンが出てくるエピソードが上げられるでしょう。この話は確か怪獣がたくさん出てくる話でしたが、隊員の一人が怪獣が出てくるとすぐにウルトラマンが出てくると思って頼りきった挙句、ピグモンが自分を犠牲にしてしまうと言うものだったと思います。ここでもウルトラマンに頼り切るだけではダメだと言うメッセージが出てきていることが分かります。もう一つ印象的だったのは最終回ですね。今まで怪獣に立ち向かってきたウルトラマンが最強の怪獣(本当は宇宙恐竜らしいのですが)ゼットンに打ちのめされるのですが、見ていて痛々しかったです。最初にこの最終回を見たときは、「最後にはウルトラマンが勝つのだろう」と思って見ていたのですが、攻撃が全て返されてしまい必殺技も効かなかった時には見ていて焦りました。八つ裂き光輪がバリアで砕かれ、最後のスペシウム光線が吸収され跳ね返された時には本当に焦りました。跳ね返されたスペシウム光線はウルトラマンのカラータイマーを破壊してしまいました。カラータイマーが破壊されたウルトラマンは死んでしまったのです。そこに現れたのがウルトラ兄弟の長男ゾフィーです。彼は死んでしまったウルトラマンの命、そしてハヤタの分の命を持ってきたのです。彼はウルトラマンが疲労しきっているからウルトラの星に帰ることを勧めます。結局彼の勧めでウルトラマンは自分のふるさとに帰ることになったのです。ゼットンの方は博士(名前は忘れましたが)が開発した新兵器によって倒されたのです。こうしてストーリーは終わるのです。

細かい話ですが、ウルトラマンの着ぐるみには3種類あったらしいのです。最初の方のウルトラマンと途中からのウルトラマンの顔が全く違うのはマスクが違っているからなのです。マスクは2種類しかないと思っていたのですが、どうやら3種類あったみたいです。なぜなら最終回に出てきたゾフィーのマスクがウルトラマンと全く同じだったからです。それで3種類マスクがあるらしいと思われるのです。

 

ウルトラセブン

最初は恒点観測員だったのですが、地球に興味を持ったか何かで地球に訪れたのが地球に来た最初のきっかけです。その後彼は地球人を気に入ったので地球に住むことになったのです。ウルトラマンはハヤタの体を借りたのですが、ウルトラセブンは地球人の姿を借りることはありませんでした。代わりに彼は地球人の姿を模写して彼の姿を借りることにしました。なぜその姿を借りたのかと言うと、元になった地球人がとても勇敢だったからです。地球でのウルトラセブンの名はモロボシ=ダン、ちなみにダンの元となった人の名前は薩摩次郎だったと思います。そして地球人ダンとして彼が取った行動は、地球を守る警備隊であるウルトラ警備隊に入ることにしたのです。ウルトラ警備隊に入ったダン(ウルトラセブン)は様々な宇宙人、怪獣に立ち向かいます。ダンがウルトラセブンに変身(元の姿に戻る)時には、ウルトラアイを使っています。これはようするにメガネみたいなもので、これをかけると体が徐々にウルトラセブンに変わっていく映像は印象的でした。

ウルトラセブンの必殺技と言えば、頭から飛ばすアイスラッガー、光線技のエメリウム光線、そしてワイドショットが挙げられるでしょう。アイスラッガーは頭のパーツが飛んでいく技で、ある意味ウルトラセブンを一番特徴付ける技だと想われます。ウルトラセブンにはカラータイマーがないのですが、カラータイマー代わりについている頭の部分から出すのがエメリウム光線です。ワイドショットはウルトラマンで言うスペシウム光線みたいなものです。もう一つの特徴としては、カプセル怪獣を持っていたことが挙げられるでしょう。このカプセル怪獣、セブンが自分で飼っているペットみたいなもので自分が変身できない時などに使っていたのですが・・・、どうもあまり役に立っていなかったようです。

ウルトラセブン役の役者さんは今でも時々テレビなどで見かけるのですが、どうも海の家を経営しているようです。それ以外のメンバーで記憶に残っているのは、やはり毒蝮三太夫さんです。実はこの人はウルトラマンでも隊員役をしていたのですが、ウルトラセブンでも隊員役をしていたのです。それだけではありません。彼はこの後ウルトラ警備隊の長官になるのです。それについてはまた後ほど書いておきたいと思います。

そう言えばウルトラマンでは怪獣が多く、宇宙人があまりいなかったような気がするのですが、ウルトラセブンになると宇宙人が出てくる確率が多かったように思われます。だから怪獣とウルトラマンの戦いが見たいと言う人にはあまりウケが良くなかったのかもしれません。が、ウルトラセブンの真骨頂はむしろそこにあったといえるでしょう。地球人の姿を借りたとはいえ本当は地球人ではないダンには、自分が地球の平和のため宇宙人とどれだけ戦っても、自分はどこまで行っても本当は地球人でないことが悩みの種だったのかもしれません。それを象徴するエピソードは最終回のダンとアンヌのシーンでしょう。アンヌはダンを想っていたが、ダンはその想いに答えることが出来ない。なぜならそこには地球人と宇宙人と言う大きな壁があったから・・・。だから彼はアンヌだけには自分がウルトラセブンであることを伝えるのです。

セブンは時々大ピンチに陥ります。時には十字架の中に閉じ込められることもありましたし、時には極寒の地で戦わないといけないと言うこともありました。度重なる戦いの結果、セブンの体は限界を迎えてしまいました。セブンに限界を伝えに来たのはセブン上司と言う名前はそのままのウルトラセブンの上司でした。彼はセブンの体が限界を迎えていること、そしてこれ以上変身したら2度と地球人の姿に戻れないことを伝えます。が、そんな忠告を聞くようなセブンではありませんでした。なぜならそんなセブンには全く関係なく地球には宇宙人が攻めてきていたからです。セブン(ダン)の体がどのぐらい限界を迎えていたかと言うと、熱が普通の人ならとっくに死んでいるぐらいの高熱だったのです。しかし彼は自分が死んでも構わないという覚悟で戦うことにしたのです。しかし、彼の体は限界を迎えていたので地球を去らなければならなかったのです。こうして彼の地球での戦いは終わった・・・はずですが、彼の戦いはこれで終わりではなかったのです。実はここで少し矛盾するところが出てくるのですが、ウルトラマンレオの冒頭で彼は変身能力を失ってしまうのです。しかしこの「ウルトラセブン」の本編から30年後のストーリーでは彼はまだウルトラセブンとして、そして地球人モロボシ=ダンとして登場するのです。この矛盾は一体どうやって説明したらいいのでしょうか?この矛盾について考えるのはまた別の機会にするとして、30年後のストーリーについて書いてみたいと思います。

ウルトラセブンが地球を去って30年、ウルトラ警備隊も世代交代していました。当時ウルトラ警備隊だったフルハシ(毒蝮三太夫)は地球防衛隊の長官になっていました。彼は当時最前線で戦っていた経験を生かして、地球人だけが生き残るのはいけない、地球人は宇宙の中で友好的な宇宙人と共存していこうと訴えていました。が、当時の地球防衛軍の上層部は宇宙人=危険なものと捉えていたので、宇宙侵略とも言える作戦を取ることにしたのです。宇宙人と共存しようと主張していたフルハシ長官が宇宙人に殺されたことからも、宇宙からの侵略を防ぐためこの作戦を実行してしまったのです。この結果、地球は宇宙の侵略者として考えられるようになってしまったのです。そんな状況を黙ってみているウルトラセブンではありません。彼は地球のために立ち上がることにしたのです。が、今回は以前とはちょっと違います。以前はウルトラ警備隊隊員として怪獣、宇宙人に立ち向かいましたが、今回は全くの外部からかかわることになったのです。最初はそうだったのですが、ウルトラ警備隊隊員カザモリの姿を借りることになりました。結局警備隊の内部にいた方が怪獣と戦う機会も多かったからなのでしょうか?

ウルトラセブンが地球で戦うのは、地球人の勇気に感動したからであり、目的は地球人の平和を守るためだったのですが、そもそも地球は地球人だけのものとは限らなかったのです。元々地球には地球人以前に住んでいたものがいるのです。彼らの主張では、地球人は今でこそ自分たちは始めから地球にいたと主張しているが、本当は先住民であった自分たちを滅ぼして住みついたということになっていました。ここでウルトラセブンは自分の戦う目的が宇宙の平和と言う観点からすると矛盾してしまう可能性があることを知ったのです。これまでは地球の平和=宇宙の平和だったのですが、地球人を守ることは結果的に先住民を滅ぼすことにつながってしまうことになる、それは地球人から見たら確かに平和かもしれないが先住民の犠牲の上に成り立つ平和でしかない、それはウルトラ戦士の本来の目的とは異なってしまう・・・。そこまで考えた時に彼はある決断を下すのです。それは、自分の行動がたとえ宇宙の平和を乱すことになっても自分は地球人のために戦う、という決断です。この決断は自分が宇宙の平和を乱しても構わない、もう2度とウルトラの星に帰れなくても構わないと思っていたのです。

殺されていたはずのフルハシは何故か生きていました。彼は昔の友人ダンがウルトラセブンであること、そして彼が今でも地球のことを思ってくれたことに感動します。が、ダンはもう地球のためには戦えません。なぜなら彼が取った行動はウルトラの星に反逆することになってしまったから。だから彼は地球を離れ、宇宙をさまようことになったのです。あの終わり方からすると彼は2度と地球には現れないのかもしれません。個人的にはこんな終わり方をするのならあえて続編を作る必要は無かった、と思うのですが・・・。

 

帰ってきたウルトラマン

最初は本当にウルトラマンが帰ってきたのではないか、とも言われていますが、実際には初代ウルトラマンとは別のウルトラマンです。正式名称はウルトラマンジャックと言う名前らしいのですが、通称「新マン」といわれています。どうやって地球に来たのかは分かりませんが、警備隊MATの隊員郷秀樹(名前がどこかで聞いたことがあるような・・・)の命を救うためウルトラマンが命を与えたのではないか、と思っています。この物語が無ければ今頃ウルトラマンシリーズはここまで盛り上がらなかったと思います。と言うのも、途中の話でジャックが苦しんでいる時にウルトラマンとウルトラセブンが助けに現れたからです。これで今までのウルトラマン、ウルトラセブン、そしてこの物語が一つにつながったのです。これ以降ウルトラマンがピンチになると他のウルトラマンが出てくる、という伝統が生まれたと言って良いでしょう。

今までのウルトラシリーズでは、ウルトラマンと変身する人は一心同体になっていましたが、この物語では二心同体になっていました。郷隊員はウルトラマンの命をもらっていた形ではありますが、実際にはウルトラマンが彼の体に居座っていると言う状態に鳴っていたのです。そのため変身する時も今までとは違い、郷が変身したいと思っていてもウルトラマンに変身できないことが多かったのです。人類の力だけではどうにもならない、そういうときに初めて郷はウルトラマンに変身できるのです。が、これも段々後半になると普通に変身していたような感じがあるのは気のせいでしょうか?

ウルトラマンジャックの必殺技としては、ウルトラマンと同じくスペシウム光線と八つ裂き光輪があり、オリジナル技としては流星キック、シネラマショット、そしてウルトラブレスレットが挙げられるでしょう。前の2つについてはウルトラマンのところと同じなのでオリジナル技について説明しましょう。流星キックと言うのは、強敵キングザウルス3世と戦った時に編み出した必殺技です。この怪獣は角でバリアーを張っていたのですが、そのバリアーを打ち破るために上からの攻撃をしようと思って編み出した必殺技です。シネラマショットはスペシウム光線より強い光線技なのですが、滅多に使っていなかったようです。ちなみにmasaはこの技を使っているところを見たことがありません。ウルトラブレスレットは、強敵ベムスターと戦う時にウルトラセブンからもらった武器です。ベムスターはそれまでのいかなる技も通用しない強敵だったのですが、この必殺技というか武器を使って倒すことが出来たのです。

そう言えばウルトラマンジャックと言えば、どうしても怪獣に負けているイメージがあるのです。よくピンチに陥っていましたし、実際に負けていたり怪獣に苦戦していたりとかなり苦労していたようです。見ている分にはピンチがある方が楽しめると言うこともあるのですが・・・。多分イメージだけの話だと思うのですが、どうしても夕暮れに怪獣に囲まれて苦しんでいるような感じがあるのはなぜでしょう。

郷隊員は元々カーレーサーだったのですが、その勇敢さで警備隊にスカウトされたのです。カーレーサーをしていた時の仲間である坂田さんのところに居候していたのですが、彼は坂田さんの妹と結構いい仲だったのではないか、と記憶しています。が、彼らはナックル星人に殺されてしまったのです。ナックル星人はそうやって精神的なダメージを与えておいてウルトラマンと戦ったのです。郷は精神的に大きなダメージを受けたままで戦いに臨みましたが、負けてしまいました。結局ナックル星人には勝つのですが、このときのエピソードはあまりに残酷だったのではないかと思っています。

最後はウルトラの星が大軍団に襲われていると言うストーリーで始まります。ジャックももちろん帰らないといけないのですが、地球ではジャックを足止めすべくゼットンが襲い掛かってきました。ゼットンと言えば初代ウルトラマンが負けてしまった相手ですが、今回はウルトラマンが勝ちました。と言ってもゼットンはウルトラマンの足止めのために地球に来たので、足止めをしただけで役割を果たしたと言えるのですが・・・。彼はウルトラの星を守るためそのまま地球を離れたのです。繰り返して書きますが、この作品が無かったらウルトラマンの世界がここまで広がることは無かったと思われます。その部分でこの作品は多大な貢献をしたと言えるでしょう。

 

ウルトラマンA(エース)

この作品もどうして地球に来たのかはハッキリとは覚えていません。ただ、いつものパターンで地球人の勇敢さに感動して地球人に命を与えたのではなかったか、と思います。ただ、今回違っていたのはウルトラマンに変身するのが一人では無かったということです。北斗と南と言う男女が二人で変身するのです。二人がそれぞれ持っているリングを合わせることで二人はウルトラマンAに変身できるのです。この時初めてウルトラマンのふるさと、ウルトラの星がどうなっているのかが公開されたのです。この物語では、もう一つ今までと違ったところがありました。今まで怪獣や宇宙人は全く無関係に地球に侵攻していたのですが、この物語ではある敵が怪獣を地球に送り込んでいたのです。その名はヤプールと言います。ヤプール人は怪獣、正確には怪獣を超える怪獣と言う意味の超獣を地球に送り込んで地球侵略を目論んでいたのです。ヤプール人は異次元から地球に侵略してくるのでこちらからヤプール人に攻撃をすることは出来ないのです。そんなヤプール人、そして超獣にウルトラマンAは立ち向かうのです。北斗と南はやはりいつものパターンで防衛隊であるTACに入りました。やっぱりこれも怪獣に出会う確率が高いからと言う理由なのでしょうね。

ウルトラマンAの必殺技としてはメタリウム光線、バーチカルギロチンが挙げられます。それ以外にも光線技が結構多かったと思うのですが、ハッキリと覚えていないので分かりません。メタリウム光線は要するにウルトラマンにおける標準的な光線技です。バーチカルギロチンはmasa自身使っているところは見たことが無いのですが、八つ裂き光輪みたいなものだと考えて間違いないようです。それとこれ以外の技としてはスペースQがあります。この技はヤプール人が送り込んだエースキラーと言う怪獣(要するにウルトラマンAを倒すための怪獣で、名前もそのままですが・・・。)を倒す時に使った技です。この時ウルトラ兄弟(ゾフィーからジャックまでの4人)はヤプール人に敗れて捕らえられていました。彼らを救うためエースは兄弟が捕らえられているゴルゴダ星に乗り込んだのです。最初は苦戦していましたが、最終的に捕らえられている兄弟のエネルギーを彼らのカラータイマーからエースのカラータイマーに集めて放ったのです。これこそがスペースQなのです。

ウルトラマンAに変身することになった北斗と南は協力して変身し、ヤプールと戦っていました。戦いのさなか、南が実は地球人ではないことが分かったのです。彼女は月の世界に住んでいた月星人だったのです。彼女は仲間と月で平和に暮らしていましたが、ルナチクスが彼らを襲ったのです。その結果彼らは南を残して全滅してしまったのです。生き残った南は地球に流れ着き、地球人として暮らしていたのです。が、月を滅ぼしたルナチクスは地球にも襲い掛かってきたのです。南は仲間の仇を取るというつもりで戦いました。そしてついにルナチクスを打ち破ったのです。その後、南は月に帰ることになったのです。今まで二人で変身していましたが、それからは北斗一人で変身することになったのです。多分最初は南が地球人でないことは設定としてなかったと思うのですが、このエピソードはこの物語を特徴的なものにしたと思われます。

怪獣を超える超獣と戦っていたエースがどういう経緯で地球を離れることになったのかは分かりません。と言うかこの物語はほとんど本編を見た記憶が無いのでおおまかなストーリーと特徴を書いたら残りは何も書けない状態なのです。そう言えば最後に一つ、この物語ではウルトラの父が初めて出てきました。確かヒッポリト星人という敵が出てきたときのことだったと思います。最初はエースが立ち向かったのですが、倒されてしまいました。次いでウルトラ兄弟(ゾフィーからジャックまでの4人)が立ち向かったのですが、倒されてしまったのです。最後にウルトラの父が出てきました。が、やはり苦戦してしまいました。このまま自分もやられたら大変なことになると思ったウルトラの父は、自分のカラータイマーを外してエースを回復させてエースに倒してもらおうとしたのです。ウルトラ一族にとってカラータイマーを外すと言うことは死ぬと言うことなのです。ウルトラの父は自分を犠牲にしてエースを回復させたのです。結局エースはヒッポリト星人を倒したのですが、ウルトラの父は死んでしまうのに近い状態になっているのです。と言ってもウルトラ一族は一度死んでも復活できるので、結局ウルトラの父も復活したのですが・・・。ウルトラマンジャックも結構弱いイメージがあるのですが、エースも実際にはかなりウルトラ兄弟の手助けを借りていました。が、それでもジャックが弱く見えるのは実際に負けていたからなのでしょうね。エースは一応最後には自分の力で怪獣に勝っていましたからね。

 

ウルトラマンタロウ

ウルトラ兄弟の末っ子にして、ウルトラの父と母の実の子供です。ウルトラ兄弟と言う場合、一応ゾフィーからこのタロウまでを指すことになっているようです。彼が地球に来た理由は、また例によって覚えていないのですが、多分地球防衛の任務を任されて地球に来たのではないか、と思います。彼が地球にきたとき、丁度東光太郎と言う地球人が勇敢にも怪獣に立ち向かっていたのです。怪獣に立ち向かった結果、彼は確かいつものパターンで死んでしまったような・・・。と言う訳でやっぱりいつものパターンでタロウは東光太郎に自分の命を与えたのです。東光太郎は警備隊ZATに入りました。そして怪獣に立ち向かうのです。東光太郎を演じたのは、今でもドラマなので見かける篠田三郎さんです。他には名古屋章さんが出ていたと記憶しています。

ウルトラマンタロウの必殺技としては、ストリウム光線とウルトラダイナマイト、そしてキングブレスレットが挙げられます。ストリウム光線は光線技系の必殺技なので説明を省くとして・・・、ウルトラダイナマイトとキングブレスレットについて説明しましょう。ウルトラダイナマイトとは要するに自爆技です。自分の体を爆発させ、相手と相打ちになって倒すという技です。エースの所でも説明しましたが、ウルトラ一族は例え一度死んだとしても復活できるので問題は無いのです。キングブレスレットとはウルトラ一族の生ける伝説であるウルトラマンキングからタロウがもらったもので、色々な使い道があって便利なものでした。

この物語ではよくウルトラ兄弟が勢ぞろいしていました。勢ぞろいしていることもありましたし、他の兄弟を倒した強敵をタロウが倒すという話もありました。兄弟が良く出てくるというのは、masaにとっては非常に嬉しいことでした。強敵を倒すため協力するというシチュエーション子供の時のmasaも、今でも変わらず興奮するものです。この物語ではバードンと言う怪獣が出てきました。この怪獣はタロウを倒し、そしてタロウを助けにきたゾフィーをも倒してしまったのです。タロウは再び立ち向かいこれを倒すことに成功しますが、ゾフィーを倒した怪獣と言うのはそんなにいなかったと思われるので、この怪獣が最強だと考える人もいたようです。

と、これぐらいしか書くことが無いのです。実はmasaはあまりこの物語の本編を見たことが無いのです。その変わりと言っては何ですが、なぜかタロウの子供時代の話について書きましょう。これはテレビシリーズと子供時代の物語を編集して一つの物語にしたものなのです。この物語は子供時代にウルトラの父に色々と教わりつつ、それを生かして地球防衛の任務につきながら更に戦士として成長をしていくという話だったと思います。この物語も実際のところこのぐらいしか覚えていないので、これ以上は書くことがありません。

 

ウルトラマンレオ

今までのウルトラ兄弟はM78星雲出身だったのですが、彼とその双子の弟であるアストラは獅子座L77星出身でした。レオは住んでいた星をマグマ星人に滅ぼされ、地球に逃げ延びてきました。その時弟のアストラともはぐれてしまいました。さて、地球に来たレオは地球人おおとりゲンとして生活していました。

この頃地球を守っていたのはウルトラセブンでした。セブンはやはり地球人モロボシダンとして生活していました。このころダンは防衛隊の隊長も勤めていました。そんなセブンが地球を守っていた時、レオたちの星を滅ぼしたマグマ星人が地球に襲い掛かってきたのです。セブンはもちろんマグマ星人に立ち向かいました。が、マグマ星人と双子怪獣レッドギラスとブラックギラスはあまりに強く、セブンは倒されてしまったのです。その結果、ダンはセブンに変身する能力を失ってしまったのです。セブンが倒され、地球はマグマ星人に滅ぼされそうになるのです。そこで立ち上がったのがおおとりゲン、つまりウルトラマンレオでした。

が、レオは最初あまりに弱かったのです。ウルトラ戦士は大抵地球上で戦える時間は3分だったのですが、レオは2分45秒しか戦えなかったのです。微妙な差ですがそこがレオの未熟さを表していると言えるでしょう。さらに他の戦士に比べて光線技が苦手だという特徴もありました。そんなレオの必殺技は肉体を駆使した技が多かったのです。そして序盤のストーリーでは、怪獣に立ち向かうためダンから特訓を受けるゲンという光景が多々見られたようです。この辺はスポ根もののストーリーに通じるところがあると言えるでしょう。

ゲンはダンが隊長を勤めている防衛隊MACに入隊しました。多分今までのウルトラ戦士の中で一番体育会系だと思われるゲンはダンの特訓にも耐え、徐々に力をつけていきました。そして他のウルトラ戦士とも遜色ない力を得るに至ったのです。そんな中、ついに生き別れの弟アストラが見つかったのです。生き別れていた弟はババルウ星人に捕らえられていました。このババルウ星人がまた厄介な問題を引き起こしたのです。ババルウ星人はアストラに化けて、ウルトラキーをウルトラの星から持ち去ってきたのです。このウルトラキーは非常に大事な物で、仮にこれがなくなるとウルトラの星は地球に落下することになるのです。そんなわけでウルトラ兄弟はウルトラキーを取り返しに地球にやってきました。レオはアストラと会えたことが嬉しくて、ウルトラキーを返すことなどを全く考えていなかったのです。だからレオはウルトラキーを取り返しに、またアストラを倒しにきたウルトラ兄弟と対立することになったのです。なお、このときのウルトラ兄弟とはゾフィー、ウルトラマン、ジャック、エースの3人だったと思います。ババルウ星人の目論みはウルトラ兄弟とレオ兄弟を対立させ、共倒れを狙ったものだったのです。そこで彼らの対立を見かねたウルトラマンキングがやってきたのです。キングはババルウ星人がアストラに化けていたこと、本物のアストラがババルウ星人に捕らえられていたことも知っていました。キングはババルウ星人の変装を暴き、ウルトラキーを元に戻しました。こうしてウルトラ兄弟とレオ兄弟は和解したのです。これがmasaにとってウルトラマンレオで最も印象的な物語です。

masaはこの物語はあまり見た記憶が無いのですが、噂によるとこの物語は相当くらいらしいのです。出てくる怪獣、宇宙人が訳も無く通り魔的な行為に走るということや、ウルトラマンが異常に弱いことなどは当時の世相を反映していたらしいです。そんな物語を最も象徴しているのが、途中で防衛隊基地が襲われ、防衛隊が全滅すると言うエピソードでしょう。物語の終盤、ブラック司令と言う敵が出てくるのですが、彼は円盤生物と言う怪獣の変種みたいなものを使って地球侵略を企んでいました。彼は手始めに防衛隊を全滅させることを目論んだのです。結果ゲン以外の隊員は全滅してしまったようです。この時ダンがどうなったかは分かりません。ここで死んでしまったとすると30年後のセブンの物語が成立しないことになるし、生きていたとしても既にウルトラセブンに変身する能力を失っているので30年後の物語が成り立たないことになるのです。

ここで一つの仮説を挙げたいと思います。放送された順番としてはセブン本編→レオ→30年後のセブンとなっていますが、物語の順番としてはセブン本編→30年後→レオとするのが自然なようです。こうした方が物語の上では矛盾が少ないことになります。が、そうするとダンの年齢に多少無理が生じるような気もするのですが・・・。一番簡単なのは全く別世界の物語とすることなのでしょうが、それではあまりに単純すぎると思います。そういうわけでmasaなりの仮説をここに紹介した次第です。

 

ウルトラマン80

ウルトラマンレオがウルトラ兄弟と全く別物でありながらも一応はウルトラ兄弟と共演したのに対して、この物語は全く他のウルトラ戦士とは無縁だったと言えるでしょう。といいつつ、実はこの物語にもセブンが出てきているのですが・・・。「一応」と言うのはこのセブンが本物のセブンではなく、少年の妄想の中のウルトラセブンだったのですが・・・。そういうわけで実質的には今までのウルトラマンシリーズとは別物だと考えていいでしょう。その割にはゴモラが出ていたような気がするのは気のせいでしょうか?

ウルトラマン80がどうして地球にやって来たのか、そして一体誰が変身しているのかということは全く記憶にありません。ただ、演じていたのが長谷川初範さんだったということは記憶しています。80の必殺技はたくさんあったような気もするのですが、サクシウム光線ぐらいしか記憶にありません。あと記憶にあるのは、この80に変身する隊員が最初、学校の教師も兼任していたということです。この設定は途中で完全になくなってしまったようですが、最初の方は学校で授業をしているシーンもあったようです。今の法律では(当時もきっとそうだったに違いないのですが)教師(公務員)は兼職できないことになっているので、それが問題となって設定がなくなったのかもしれません。

この物語では途中でユリアンという女性戦士が戦いに加わりました。彼女も普段は地球人の姿を借りていました。彼女は80と協力して戦っていました。が、彼女についてはそれぐらいしか覚えていることがありません。

物語についてもほとんど覚えていませんが、確か2人がウルトラマンであることは既に隊長にバレていたようです。最終回では人類だけの力で怪獣を倒すことになります。ウルトラマンだけに頼るだけではなく、これからは人類が自分たちの力で地球を守っていこう、それが最終回のメッセージだったと思います。そしてこれはウルトラシリーズを通してのメッセージだったと思われます。

 

ウルトラマンG

海外で製作された作品です。ビデオシリーズで出ていました。確かゴーデスという敵を倒すのが目的だったと思いますが、それ以外にも様々な怪獣が襲ってきたのです。その怪獣に立ち向かうため現れたのがこのウルトラマン、ウルトラマングレートです。が、時代が違うからなのか、それとも海外製作だからなのか初めてウルトラマンが出てきたときの警備隊の対応は実に現実的でした。最初は怪獣の一種だと思っていたのです。だからスクランブル体制をとったのです。が、ウルトラマンが自分の敵ではないと分かると協力的になりました。えっと・・・、それぐらいしか書くことがないんですが・・・。最後に一つ書くとしたら、必殺技はバーニングプラズマという技だったということぐらいですかね。

 

ウルトラマンパワード

これも海外で製作された作品です。簡単に言うと初代ウルトラマンを舞台、時代背景を現代に合わせてリメイクしたという作品です。そういうわけでここに出てくる怪獣、宇宙人も初代ウルトラマンに出ていたものが多かったのです。バルタン星人やダダ星人、レッドキングやゼットンなどが出てきていたようです。ちなみにウルトラマンに変身する隊員を演じていたのはあのケイン=コスギさんでした。あとは・・・、大して書くようなことは無い&覚えていない状態です。

 

ウルトラマンティガ

通称平成ウルトラマンシリーズと言われる最初の作品です。この平成ウルトラマンシリーズが今までのシリーズと違うのは、今までのシリーズはウルトラマンに主体を置いていたのが、人間の方に主体が置かれたことです。具体的に言うと、これまではウルトラマンに変身する人と言うのはウルトラマンの地上での仮の姿と言う扱いで、そこまで焦点が当てられていたわけではないのですが、ここからのシリーズでは人間が偶然にウルトラマンの力を得たという扱いになっていました。

さて、このウルトラマンティガではガッツという部隊がありました。ティガに変身するのはこの部隊の隊員であるダイゴ隊員でした。ダイゴを演じたのはV6の長野博さんでした。と言う訳で、オープニングテーマを歌っていたのもV6でした。それにこの物語でダイゴと恋愛関係になり、やがて結婚することになるレナ隊員を演じていたのは初代ウルトラマンを演じていた人の子供でした。

ここでもう一つ大きな変化を挙げる必要があるでしょう。それはウルトラマン自身が3段階に変身すると言うのです。元々の姿とパワータイプ、そしてスピードタイプの3種類があったのです。それぞれの正式名称は忘れてしまいましたが、敵にあわせて自分の姿を変えられるというのは今までとは全く違っていました。そのためでしょうか、今までほとんどが赤とシルバーしか無かったのについに青が加わったのです。普段の体の色は赤と青が半々となっていましたが、パワータイプは赤い体になりスピードタイプは青い体になっていました。

この物語ではウルトラマンが3体石像として遺跡に祭られていました。その石像を偶然発見したガッツ隊員はその石像が何であるかを調査していたのですが、その時怪獣が襲い掛かってきました。石像が破壊される、そう思ったときダイゴはウルトラマンと同化したのです。ティガに変身したダイゴは怪獣を撃退しました。そこからダイゴはウルトラマンティガとして戦うことになったのです。

さて、石像は3体あったと書きましたが、残りの2体はどうなったのでしょうか?そのうち1つはある男によって悪用されてしまったのです。この男は頭の回転は良かったものの、自分こそがウルトラマンになるべきであると歪んだ考えを持っていました。そんな彼はこの石像に目をつけたのです。彼はダイゴがウルトラマンティガであることを知り、その変身のシステムを解明しました。そして自分もウルトラマンになろうとしたのです。が、そんなに甘いものではなかったのです。彼はウルトラマンになることには成功したのですが、その力を制御することは出来なかったのです。ウルトラマンの力を制御することが出来なくなった彼は暴走してしまったのです。結局彼の暴走はティガによって食い止められました。人間はウルトラマンの力を借りることは出来ても主体的にその力を使いこなすことは出来ないのです。このエピソードにはそんなメッセージが込められていたのです。最後の石像についてはウルトラマンダイナの物語の中で出てきます。

ウルトラマンの力は光の力である、と説明されていました。そして人類はウルトラマンの力に頼り切ってはいけないし、その力はあくまで「借りている」ものであって、「使いこなす」部類のものでもないということなのです。これがウルトラマンティガ、ダイナと通じてのメッセージだったと思われます。最後の方は強大な敵が襲い掛かってくるのですが、一度倒されてしまいティガは石像に戻ってしまうのです。が、最後はやはりウルトラマンが勝ちました。人類の希望であるウルトラマンはその人類の力で復活したのです。ダイゴ一人だけが光の力を得たのではなく、人類全部が光の力を得た、きっとそういうことだったと思われます。

ダイゴはレナと結婚し、火星に移住することになりました。それ以外のガッツのメンバーもそれぞれ別々の道を選びました。実はダイナにも少しですがゲスト出演していました。

 

ウルトラマンダイナ

ウルトラマンティガの物語から7年後の話です。当時のガッツはスーパーガッツとしてより強力になっていました。ウルトラマンティガの物語が終わった後、人類は火星に移り住もうとしてネオフロンティア計画を計画していたのです。が、そこに新たな敵が襲い掛かってくるのです。この新たな敵はスフィアと言う謎の生命体でした。この生命体は別の生命体に取り付き、それを操ると言う特徴がありました。ちなみにこの物語の主人公であるアスカは、7年前のウルトラマンティガ最後の戦いのとき生じた光の中に父親が消えたという経歴を持ってました。彼はその光が何であるのかを知りたいと思っていました。そういうわけで彼はスーパーガッツに入隊したのです。そんな彼は光の中でウルトラマンの力を得たのです。

ウルトラマンダイナも3段階の変身をしました。パワータイプとスピードタイプだったと思われます。普段は赤と青を基調とした姿をしていましたが、やはりパワータイプは赤を基調としスピードタイプは青を基調としていました。masaは個人的にこの3段階変身を「ウルトラマンの仮面ライダー化」と呼んでいますが、そんなことはどうでもいいことなのでここではそれだけの表現にとどめておきます。ウルトラマンに変身するアスカは、恐らく今までのシリーズの中で一番明るい元気なキャラだったと思います。今までの主人公がある程度普通の人だったのに比べ、彼は調子に乗りやすいと言う特徴がありました。そのせいでしょうか、彼がウルトラマンであることは既に最初の方で隊長には分かっていたようです。

ウルトラマンティガのところで紹介した3体の石像のうち、2体までは紹介しましたが最後の1体はどうなったのでしょうか?実は最後の1体は火星に運び込まれていたのです。この1体、実は極秘に調査が進められていたのですが、防衛軍の上層部にはこれを兵器に転用しようと考える者がいたのです。彼らはダイナに変身するのがアスカだと言うことを知り、彼がダイナに変身する過程に注目しました。そしてダイナに変身するそのシステムを応用して、アスカのエネルギーを送り込むことで石像をウルトラマンとして復活させようと考えたのです。石像から復活させることには成功したものの、結局このウルトラマンを制御することは出来なかったのです。しかもこの人工ウルトラマンにスフィアが取り付いてしまったのです。結果的に怪獣として人類に立ち向かってくることになったのです。ここでもやはりウルトラマンティガのときと同じようなメッセージが訴えられています。人類はウルトラマンの力を借りることは出来ても使いこなすことは出来ない、人類は自分の力で地球を守らないといけない、というメッセージです。

最後の敵に立ち向かう前には、アスカがウルトラマンであることはスーパーガッツの隊員には分かっていました。結果的に彼自身が自ら暴露したようなものでしたが、やはり驚きがあったようです。そして最後の敵に立ち向かうのです。彼は戦いには打ち勝ちましたが、光の中に吸い込まれてしまったのです。彼は自分の父と同じく光の中に消えてしまったのです。

 

ウルトラマンガイア

物語の舞台はティガ、ダイナと全く違う場所になっていました。物語としては無関係なのですが、なぜか映画ではティガ、ダイナとの共演をしたこともあったりします。そういうわけで全くの無関係でないとは言いがたかったみたいです。この世界ではとある天才集団がいました。彼らの名前はアルケミースターズ、彼らはほぼ同年代の集団でした。つまり同じ時期に天才と呼ばれる人が集団で生まれていたのです。この物語の主人公である我夢と藤宮もこのアルケミースターズと呼ばれる天才集団の一員でした。そうです、この物語の主人公は2人いたのです。主人公が2人いて、ウルトラマンも2人出てきたのです。我夢が変身するのはウルトラマンガイアで藤宮が変身するのはウルトラマンアグルでした。

この世界は根源的破滅招来体と言うなぞの存在に脅かされていました。人類の破滅を狙っていたため、怪獣を送り込んでいたのです。それ以外にも地球には生息している怪獣もいたのです。

我夢は元々大学で研究をしていましたが、その研究の過程で偶然ウルトラマンに出会ったのです。そして彼はウルトラマンの力を得ました。この物語ではXIGと言う防衛隊がありましたが、我夢はその防衛隊にスカウトされたのです。元々彼は頭の回転が良かったので、実戦と言うよりもむしろ基地にいることが多いと思われたのですが、よく戦場に出て行っていました。まぁこれもウルトラマンに変身する人の特権と言うことで仕方ないと思われます。

我夢についてはこうなっていましたが、藤宮は少し違った経歴を歩んでいました。彼は元々アルケミースターズだったのですが、途中でその集団と袂を分かって一人で研究をしていたのです。彼はクリシスと言うスーパーコンピュータを使っていたのですが、そのコンピュータは恐るべき結論を出したのです。地球を救うために不必要なもの、それは人類であると言う結論でした。その結果を見た藤宮は地球の平和=人類の絶滅だと考え、自分の考えで行動を起こすのでした。

我夢は地球の平和=人類の平和、藤宮は地球の平和=人類の絶滅と、地球の平和を祈ることは変わりないのですがそれぞれ人類に対する立場が異なっていたので時には対立しながら、そして時には協力しながら根源的破滅招来体と戦っていました。微妙な関係の2人が決定的に対立したのは物語の中盤頃だったと思われます。対立する2人はついに対決することになったのです。が、この2人の対立は破滅招来体の意図するところだったのです。強大なエネルギー同士がぶつかったことで次元が歪んで、そこから破滅招来体が出現しそうになったのです。この事態を見て2人は協力します。この戦いの後、藤宮は自分の考えが正しいのかと疑問を持ち始め、我夢に自分の力を与えたのです。アグルの力を得たガイアはパワーアップします。

その後しばらく藤宮は消息不明になります。彼は自分の考えが正しいのかと疑問を持ちますが、それでも自分の考えが間違っているとまでは思いませんでした。実は彼が使っていたクリシスは破滅招来体によってコントロールされていたのです。そのため彼が導き出した結論も破滅招来体が操作した結論だったのです。それを知った藤宮は自分の考えを変えます。我夢に賛同することにしたのです。そして彼も新たな力を得て復活します。

地球には元々生息している怪獣もいました。今までのシリーズでは怪獣=倒すべき対象と考えられていましたが、この物語では同じ怪獣であっても決して倒すべき対象でなく、むしろ地球のために必要な存在であるとされていました。最後には破滅招来体の親玉が襲い掛かってきたのですが、その時も地球怪獣は破滅招来体に立ち向かっていきました。もちろんガイアとアグルも親玉に立ち向かいました。が、一度は敗れてしまうのです。その時彼らの正体が白日の下にさらされてしまったのです。XIGのメンバーは驚きました。が、コマンダー(隊長)は知っていたようです。そして最後の戦いが始まりました。結局彼らは根源的破滅招来体を倒すことが出来たのです。そして平和が訪れました。

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