2. ガンダムシリーズ

masaの人生を変えたというか、そのぐらいのインパクトを与えたシリーズです。はっきり言うと、masaが巨大ロボット好きなのは、この辺から来たのではないかと自分で思うぐらいの作品です。このシリーズはただ単に巨大ロボットが出てくるだけの話ではなく、それに乗るパイロットたちの人間関係であるとか、そういう部分のドラマもあるのでその部分もまた、このシリーズが単なるロボットもののアニメに終わっていないと言うことを示していると言えるでしょう。masaはこのシリーズに関してSDガンダムシリーズから入ったのですが、それに関しても下のほうで触れてみたいと思います。なお、この世界ではその巨大ロボットのことをMS(モビルスーツ)と呼んでいます。

と言うことで、各シリーズについてmasaが覚えている限りで書いていきたいと思います。ここで上げる文章は多少事実と食い違う部分もあると思われますので、もし何か事実と違う点があったならば掲示板などで突っ込んでください。

 

 

 

『機動戦士ガンダム』

記念すべき最初のガンダム作品です。ちなみに放送は確か1979年だったので、masaがこの放送をリアルタイムでは見てません。と言うよりもこのストーリーは実際に見たわけではなく、話で聞いただけです。見てもないので語るのはおこがましいのですが、まぁいいということで語らせてください。地球に人口が増えすぎたため、地球連邦政府は宇宙にその住処をもとめ、その結果、円筒状の構造物、コロニーと言う植民地を開拓するのに成功したのです。そうして地球人たちが宇宙に移民するようになり、時が経つと今までの西暦をとりやめて宇宙暦という新たな暦が使われるようになってきたのです。そんな中、次第にコロニーの住人たちは地球連邦政府と別個の政府を作ろうとし始め、段々とコロニー国家が設立されたのです。そのうちコロニーと地球の対立構造が生じてきたのです。宇宙暦0079、サイド3にあったコロニー国家、ジオン公国はMSザクを使って、突如地球連邦政府に宣戦布告をしたのです。地球連邦政府にはその頃MSがなかったために、ザクに対抗するためのMSを開発する必要があったのです。そんな中、あるMSが開発されました。それがガンダムと呼ばれるMSだったのです。

さて、この物語の主人公、アムロ=レイは普通の少年です。彼はどういうわけかその地球連邦軍の試作MSガンダムに乗って戦うことになるわけです。彼はもちろん一般市民でしたが、次第に戦いに巻き込まれていくことになるのです。そうするうちに次第にMSパイロットとしての適正に優れていくことになるのです。このようにパイロットとしての適正に優れていくと、彼は段々と「ニュータイプ」と呼ばれるようになってくるのです。ここで「ニュータイプ」を定義しないといけなくなるのですが、ここでは「パイロットとして優れた能力を持った人」ぐらいの定義にしておきます。さて、アムロの戦いはさらに続きます。戦いの中で仲間を失うこともありました。しかし仲間を失いつつも彼は戦いつづけました。そしてライバルに出会うのです。彼の名前はシャア=アズナブル、通称「赤い彗星」と言われているパイロットです。なぜ「赤い彗星」と呼ばれているのかと言うと、彼の乗るMSは赤く塗装をしていて、通常の機体よりも強力になっていたのです。

ここでシャアについて紹介しないといけないでしょう。シャア=アズナブルというのは実は偽名で、本名はキャスバル=レム=ダイクンと言うのです。ではなぜ彼は偽名を使うのでしょうか?これにはジオン公国内で起こった事を語る必要があるのです。元々ジオン公国は地球連邦に敵対する意思はなかったのです。それはジオン公国を治めていたジオン=ズム=ダイクンの影響力が大きかったのです。ジオン=ズム=ダイクンが何者かに暗殺されてしまうと、ジオン公国の実権はザビ家が握ることになりました。実はこのときジオン=ズム=ダイクンを暗殺したのがザビ家の人間ではないかとも言われているのですが、実際のところはどうなんでしょうか?誰にも分かりません。で、気がついたかもしれませんが、シャア、つまりキャスバルはこのとき暗殺されたジオン=ズム=ダイクンの子供なのです。シャアは名前を変え、素顔を隠し、ジオン軍内部でザビ家に対する復讐の機会をうかがっていたのです。復讐のために偽名を使っていたのです。そんなシャアとアムロは戦場で出会いました。最初は戦場でMS同士での出会いだったため、顔も名前も知らなかったのです。その後、ララァと言う少女を巡って二人は対立することになるのです。ララァもニュータイプだったのですが、結局ララァはジオン軍に加わってアムロと戦うことになるのです。アムロはシャアを倒そうとするのですが、アムロがシャアに攻撃をかけようとしたその時、ララァの乗るMAがシャアをかばって爆発してしまうのです。結局アムロはララァを殺してしまう形になったのです。この一件は後々までアムロとシャアの間に微妙な対立を生むのです。

さて、ジオン公国の実権を握るザビ家内部でも実は対立構造があったのです。ザビ家総統のデギン=ザビとその長男ギレンは対立していました。この戦争も終盤になってくると、国力の消耗を防ぐ意味で地球連邦軍とジオン軍の間で休戦協定が結ばれようとしていたのですが、ギレンはその休戦協定をよしとせず、協定に向かったデギンを連邦艦隊ごとコロニーレーザーで消滅させたのです。そしてギレンは軍の実権を握ることになったのです。しかし、それに反抗するものもいました。ギレンの妹キシリアです。彼女は自分の兄が父を殺したことを知り、密かにギレンを討つ意思を持っていたのです。そして、それはア・バオア・クーにて発生したのです。連邦軍がこの場所を攻略する時、彼女はギレンを暗殺したのです。しかし、キシリアもまた、シャアの手によって殺されることになるのです。シャアの復讐自体はここで完結することになるのです。

さて、戦争はどうなったかと言うと、結局ザビ家一族が全部死んでしまったために、結局連邦政府との間で講和が結ばれ、終戦と言うことになるのです。なお、この戦争は1年間で終了したので「1年戦争」と言われています。

主人公のアムロの話がどこかに行ってしまっていたので、元に戻しますが、結局この戦争で彼はさまざまな功績を上げていきました。彼はニュータイプとして覚醒し、彼の能力にMSの性能がついてこないということもおこってました。アムロはガンダムでシャアとの最終決戦に臨みましたが、結局相打ちになりました。アムロは無事に戻ったのですが、シャアはどうなったか分からない状態になりました。そんな中でガンダムの物語は終わるのです。

 

 

『機動戦士ガンダム08小隊』

「1年戦争」の裏側で起こっていた物語の一つです。これもほとんど知らないので、あまり書くことが出来ないのですが確かこの物語はとある小隊の話であったと記憶しています。主人公はその小隊の隊長でした。主人公シロー=アマダはジオン兵アイナ=サハリンと愛し合うようになるのですが、敵味方に分かれているため、決してその愛は周囲に歓迎されていたわけではなかったのです。結局彼らは軍を辞め、ひっそりと生活するようになった・・・はずです。本当に分からない事だらけなので、これぐらいしか書けません。詳しい方がおられたらぜひ情報をお寄せください。

 

 

『機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争』

これは「1年戦争」の裏側で起こっていた物語の一つです。アムロのニュータイプ能力が成長していくに従って、次第にガンダムの限界反応を超えていくようになったため、彼専用のガンダムを開発する必要が出てきました。そして開発されたのがガンダムNT-1、通称アレックスだったのです。この物語はその試作MSのパイロット、クリスを主人公とし、その試作MSがアムロの元に届くのを阻止しようとするジオン軍特殊部隊サイクロプス隊との闘いを描きつつ、クリスと敵軍パイロットであるバーニィの悲恋も絡ませた物語です。クリスとバーニィはお互いに敵同士であることを知らないまま、惹かれあっていくのです。しかし、バーニィはサイクロプス隊の一員として、アレックスを破壊する任務を果たさなければならないし、クリスはクリスで、アレックスのテストパイロットとしてこの機体を守らなければならないという任務があったのです。そして最終的に二人はお互いが敵として目の前にいた事に気がつかないまま相打ちとなってしまったのです。これは1年戦争が生んだ悲劇と言ってもいいでしょう。

 

 

 

『機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー』

これは1年戦争が終わった後、ジオン軍の残党であるデラーズフリートと連邦軍との戦いを描いた物語です。元々この物語はGP計画と言うガンダムの量産計画が発端になっていたのです。この計画によれば、もともと4体のガンダム型MSを開発する予定でした。そのうち先に完成していたのはGP-01、GP-02の2体だったのですが、GP-01は機動性に優れたMSで、GP-02は核兵器を禁止した南極条約に反して、核弾頭を装備したMSだったのです。デラーズフリートのアナベル=ガトーが、このGP-02を強奪した所から、主人公コウ=ウラキの運命は変わっていったのです。最初は奪われたGP-02を取り返すことだったはずが、デラーズフリートのコロニー落としを食い止めるという方向に目的が変わりました。GP-01はGP-02と相打ちになって、取り返すことが出来なかったのですが、コウとガトーはライバルとして戦場に臨むようになったのです。最終的に、コウはGP-03(MSとMAのいいところをあわせた化け物のようなMS)で、ガトーはノイエ=ジール(ガトーいわくジオン軍の精神が表れたMA)で最終決戦に臨んだのです。最終決戦ではデラーズフリート内部の混乱にも助けられる形で、コロニー落としを食い止めることに成功したのです。

しかし、この時の戦い、MSなどの記録は抹消されることとなりました。そして、この時の反省を活かして、ジオン残党狩りのために連邦軍内部に特殊部隊「ティターンズ」が結成されることとなったのです。それらについてはまた別のところで書きましょう。

 

 

 

『機動戦士Zガンダム』

1年戦争から7年、デラーズフリートの反乱から4年が経った宇宙暦0086のこと、連邦政府は徐々に内部から腐敗していきました。その腐敗に乗じて勢力を伸ばしたのが、特殊部隊「ティターンズ」だったのです。この「ティターンズ」は連邦軍のジャミトフ中将が組織したのですが、当初ジオン軍残党狩りが目的だったのですが、次第に軍を支配するようになってきたのです。ここに至って、連邦軍は完全に腐敗したといっていいでしょう。しかし、そんな連邦軍の腐敗を食い止めるために反連邦を掲げた組織が生まれたのです。その名はエゥーゴ、中心となったのはかつて連邦軍にいたブレックス准将と、クワトロ=バジーナと名乗る謎の男だったのです。なお、このクワトロ=バジーナというのは、かつてシャア=アズナブルと名乗っていた男のことです。ここでもまた新たな名前を使って表舞台に現れてきたのです。なお、この腐敗した連邦軍内部で1年戦争にて多大なる戦績を上げたホワイトベース隊の面々はどうなったかと言うと、ある者は軍を辞め、またある者は連邦内で左遷されると言う憂き目にあったのです。エースパイロットとして活躍したアムロ=レイは、その高すぎるニュータイプ能力を恐れた連邦政府が軟禁してしまったのです。また、アムロ自身も1年戦争で自分がララァを殺してしまったという罪悪感に苦しめられ、無力感に襲われる抜け殻のような日々を送っていたのです。

さて、この物語の主人公は誰かと言うと、その抜け殻になったアムロではなく、またクワトロと名前を変えたシャアでもなく、カミーユ=ビダンと言うかつてのアムロのような普通の少年です。この普通の少年カミーユは、ティターンズ兵ジェリドの「何だ、女か」という一言に反抗し、ティターンズに反抗する組織、つまりエゥーゴに参加することになったのです。このときティターンズが使っていたMSは、あの名機ガンダムの後継機ガンダムマーク2だったのですが、エゥーゴはそれを奪い取って戦力としました。その時もちろんカミーユも一緒にいました。カミーユもアムロのように高いニュータイプ能力を持っていたため、エゥーゴのメンバーからはアムロの再来とも言われていました。彼はその後自分で新しいガンダムであるZガンダムを作り、それを使って戦績を上げていったのです。

さて、ティターンズはエゥーゴの連邦議会占拠により、その専横があらわになったのです。それにより、連邦軍内部での彼らの地位も絶対ではなくなっていたのです。それと同時と言うわけでもないのでしょうが、ティターンズ自体も指導者が交代してしまったのです。ティターンズの新たな指導者は木星帰りのニュータイプ、シロッコです。彼はその高いニュータイプ能力を生かし、パイロットとしてエゥーゴの前に立ちふさがったのです。彼はパイロットとしても一流なのですが、自分専用のMSジ=オを開発したり、それ以外にもさまざまなMSを開発していました。それだけではなく、カリスマ的な存在としてティターンズを乗っ取ったのです。最初こそジャミトフの部下として活動していましたが、次第にジャミトフが邪魔になっていったためやがて暗殺することになったのです。彼がティターンズを指揮するようになるころには、既にティターンズは連邦軍内部の特殊部隊という性質を失っていたのです。

そのような強敵シロッコ率いるティターンズを相手にするだけでも大変だと言うのに、ここで第三勢力が表れてくるのです。その第三勢力とは、ザビ家の一人、ドズルの娘ミネバ=ザビを象徴とし、ザビ家再興を旗印としたアクシズ軍だったのです。アクシズ軍を率いていたのは、かつてシャアと恋愛関係にあったハマーン=カーンでした。彼女もまた高いニュータイプ能力を持ち、ニュータイプ専用武器ファンネルを搭載したMSキュベレイを駆り、戦線に加わってきたのです。エゥーゴはシャアを通じてアクシズと同盟を組もうとしますが、その交渉は決裂し、エゥーゴはティターンズ、アクシズ双方を相手にしないといけなくなってしまったのです。ハマーンはミネバの後見役と言う名目でアクシズ軍を率いているものの、実際にはミネバは象徴であり、その実権はハマーンが握っていると言って良いでしょう。最初こそ、アクシズ軍とエゥーゴの同盟交渉は決裂しますが、一度は利害が一致したので同盟を組むことになったのです。と言っても、その同盟もすぐに決裂しました。エゥーゴの最終決戦は、ティターンズ、アクシズ軍双方と戦うことになったのです。

この最終決戦では、ティターンズのシロッコ、アクシズのハマーン、エゥーゴのクワトロ(シャア)の三者会談が行われました。もちろんこの場にカミーユもいたのです。それからハマーン対クワトロ、シロッコ対カミーユの最終決戦が行われたのです。ハマーンとクワトロの戦いは相打ちに終わり、ハマーンはアクシズ軍を一時撤退させることになったのです。一方クワトロはまたも行方不明になったのです。(と言ってもちゃんと後の作品で出てくるのですが・・・)シロッコとカミーユの戦いは、カミーユがシロッコに勝利した形になったのですが、シロッコはカミーユを道連れにしたのです。その結果、カミーユの精神は崩壊してしまうことになるのです。結局指導者を失ったティターンズは崩壊し、ハマーンおよびアクシズ軍は撤退と言う形で、エゥーゴの勝利と言う形にはなりました。しかし、エゥーゴにしてもエースパイロットであったカミーユ、クワトロを失ったため、手放しで勝利を喜ぶには至らなかったのです。むしろ、撤退したアクシズ軍がこの後地球圏に攻め込んで、地球圏を征服してしまう結果となってしまったということから分かるように、この戦いの勝者はアクシズ軍だったと言ってもいいでしょう。

この作品はリアルタイムで見た覚えはあまりないのですが、再放送で2、3回見た覚えがあります。見るたびに、いつも内容がつかめずに困ってしまうのですがmasaの頭で分かる範囲で書くとすると以上のような感じになります。

 

 

 

『機動戦士ガンダムZZ』

さて、前作「Zガンダム」の続編であるこの物語は、新たな主人公ジュドー=アーシタがハマーン率いるネオジオン軍と戦うと言う物語です。なお、このネオジオン軍というのは前作「Zガンダム」で出てきたアクシズ軍が戦力を立て直してきたものです。この物語では、アムロもシャアも出てきません。ひょっとしたら彼らのことを忘れていたのではないか、と言うぐらい全く彼らが出てくることはありませんでした。歴史的にはエゥーゴ、ティターンズ、アクシズの戦いの後、漁夫の利を得る形で地球圏の覇者となったアクシズ(ネオジオン軍)に新たな戦力を得たエゥーゴが立ち向かうと言うことになっています。

さて、その主人公であるジュドーはなぜネオジオン軍と戦うことになったかと言うと、これには意外な物語があるのです。もともとジュドーはジャンク屋として、MSを売りさばくというのも商売としていたのですが、エゥーゴが整備のため立ち寄ったコロニーで偶然Zガンダムを見つけ、それを売ってしまおうとZガンダムに乗ったのですが、そこにこれまた偶然に襲い掛かったネオジオン軍を追い払ったことにより、エゥーゴにスカウトされることになったのです。最初こそ、乗り気でなかったジュドーも、次第に自分が背負う責任の重さに気づき、また、自分の妹がネオジオン軍にさらわれてしまうことになると、戦いにその身を投じていくことになるのです。彼もまたニュータイプとして、高い能力を持っていました。それにしても出てくる主人公主人公、最初は素人だったはずなのに、ニュータイプとして目覚めていくのはなぜなんでしょう?(笑)そういう面もある意味ではガンダムシリーズの不思議なところでもあります。

この戦いは最初、圧倒的にネオジオン軍の優勢で進みました。しかし、ジュドーが新MS、ZZガンダムを手に入れ戦績を上げていくと戦況は次第に変化していきます。ネオジオン軍も、ハマーンに反抗する勢力が出てきたのです。ニュータイプであるグレミーは、最初ハマーンの元で動いていましたが、自分がザビ家の血を引く者だと知ると、態度が一変します。何せ自分がザビ家の地を引いている以上、傀儡であるミネバを排除して自らがザビ家再興を唱えても何ら問題はないと考えたからです。そうなるとミネバを立てて自らが地球圏を支配しようと考えていたハマーンにとっては非常に都合が悪くなったのです。そしてエゥーゴとネオジオン軍との最終決戦において、グレミーは反乱をおこすのです。この反乱で、ネオジオン軍は分裂し、結局三つ巴の戦いになるのです。そしてエゥーゴはその三つ巴の戦いを制し、地球圏にひとまずの平和を取り戻すのです。

masaはこれもほとんどリアルタイムで見た記憶がないので、再放送で見ただけなのです。大体「Zガンダム」の再放送の後はこの「ZZガンダム」の再放送になっていたようで、再放送をそのまま続けて見た記憶があります。この話は前作「Zガンダム」に比べてかなり分かりやすくなっていたと思われます。ただ、細かい部分を見るとまだまだ分からない部分もあると思うので、ぜひもう一度見てみたいと思われます。なお、初代ガンダムからこのZZガンダムまではテレビ放送がなされていました。

 

 

 

『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』

ここまでが、アムロとシャアが主にストーリーに関わってくる物語です。この物語はサブタイトルにもあるようにシャアが復活してくるのですが、今回のシャアはネオジオン軍を名乗って地球連邦軍に戦いを挑んでくると言う立場なのです。ハマーン率いるネオジオン軍を退けたあと、地球連邦政府はひとまず一時期の腐敗状態を脱することに成功したようです。かつてのように英雄であるアムロを軟禁するということをしていないことからも明確であると思われます。しかし、実際には軟禁されていないだけで軍の中枢部にはまだまだアムロが反乱をおこす可能性を危惧する声もあるようです。そういうわけで、独立部隊であるロンド=ベル隊にアムロは在籍することになりました。この部隊は一応独立部隊なのですが、かなり扱いが悪かったようです。

さて、シャアが出てきて、アムロが出てきたと言うことは・・・、主人公はもちろんアムロです。彼も「Zガンダム」での無気力状態を脱して、立派な軍人になっていました。彼は当初リガズィと言うZガンダムの量産型の機体を使っていたのですが、シャアの機体サザビーに対抗するには力不足であると言うことで、彼専用のMS、νガンダムを開発し、それに乗って決戦に挑むことになったのです。このνガンダムはニュータイプ専用武器であるファンネルを装備しているのです。もちろんサザビーにもそのファンネルは装備されていたのです。このファンネルの技術にはサイコフレームの技術を使っているのですが、この技術は当初ネオジオン側にしかなかったのですが、シャアがどうも連邦側の技術者にリークしたようで、これによってνガンダムは完成したのです。

で、肝心の物語ですが、一時期(「Zガンダム」のとき)エゥーゴの人間としてアムロと同じ立場で戦ったクワトロ(シャア)は、自分たちが守ろうとした人類に絶望し、人類を粛清しないといけないという思想を持つようになりました。その結果、自らネオジオン軍を率いて戦いを挑むようになったのです。アムロはかつての仲間、シャアの愚行を止めるべく動き出します。しかし、シャアはアクシズを地球に落として人類を一度滅ぼそうと考えていたのです。地球にアクシズを落とす、そうすることで何が起こるのかと言うと、かつて恐竜が滅んだように地球が氷河期を迎えることになるのです。それだけはどうしても食い止めないといけないということで、アムロたちロンド=ベル隊はネオジオン軍に立ち向かうことになりました。最初はアクシズを食い止めようとしていたのですが、既に限界阻止点を超えていたのです。そこでアムロが取った行動は、何とMSでアクシズを食い止めようとしたのです。最初は誰もが無謀だと思いましたが、そのうち連邦、ネオジオンと関係なく全てのMSがアクシズに取り付いたのです。そして・・・、奇跡は起こりました。無事にアクシズは止まったのです。このときアムロとシャアがどうなったかは描かれていませんが、そういうことは見ている側で想像することでしょう。

ちなみに、これは劇場版の映画として公開されたのですが、今まで一度もこの物語を見たことはありません。ではなぜここまで詳しいのかと言うと、小百科みたいな本でこの映画のことを知ったのです。そして色々と情報をそこから得ました。それで、見てもいないのにこれだけ書けるというわけなのです。今度レンタルビデオででも借りてきてみようかなと思っています。

 

 

 

『機動戦士ガンダムF91』

『逆襲のシャア』から30年後のこと、地球圏は新たな脅威にさらされていました。クロスボーン=バンガード軍がコスモ貴族主義をかかげ、フロンティア4に攻め込んできたのです。偶然そのコロニーにいたシーブック=アノーは、その攻撃を逃れるため、旧式MSに乗ってコロニーからの脱出を図ろうとしていたのです。ところが、そこに偶然いた連邦軍の戦艦には、シーブックの母が開発に関わった新型MS、F-91がありました。F-91にはバイオコンピューターが搭載されていたのですが、シーブックの母は、そのバイオコンピューターをシーブック専用に調整していたのです。それも理由の一つだったのかもしれませんが、結局シーブックはこのMSに乗ることになったのです。

さて、そんなシーブックには気になることがありました。それはセシリーのこと。彼女とはクロスボーン=バンガードがコロニーに攻め込んできた時にはぐれてしまい、行方不明になっていたのです。実はセシリーは、クロスボーン=バンガードの指揮官、カロッゾ=ロナの娘、ベラ=ロナだったのです。彼女はシーブックが死んでしまったと聞かされ、クロスボーン=バンガードの指導者としてロナ家に戻っていたのです。

そんなセシリーとシーブックは戦場で敵味方に分かれ、再会したのです。セシリーにとって、死んだと思ったシーブックが生きていたのは驚きでした。そして、シーブックにとっても、セシリーがロナ家の人間だったと言うことが驚きだったのです。セシリーはシーブックが生きていたことを知り、ロナ家を捨て、シーブックたちとともに戦うことを決めたのです。そして、最後の敵鉄仮面こと、カロッゾが乗るラフレシアに立ち向かうのでした。実はF-91には隠された機能がありました。その機能とは、質量のある分身を作り出すと言うことだったのです。このときF-91は俗にフェイスオープン状態と言われ、それまで以上に動きが速くなるのです。その力を生かして、見事カロッゾの野望を打ち砕いたのです。その後、彼らがどうなったかについては、「クロスボーン・ガンダム」で語られているので、そちらをご覧ください。

なお、この物語も映画館で劇場公開されました。それは見てなかったのですが、その後レンタルビデオで見た記憶があります。と言っても、今となってはほとんど覚えていない状態なので、やはりもう一度見てみたいと思います。

 

 

 

『機動戦士Vガンダム』

一応この作品までが、宇宙世紀で語られたガンダムの物語です。この物語はリアルタイムでテレビ放送を見ることが出来ました。『F-91』の物語からさらに時が流れた、宇宙世紀0153が舞台となっていました。今回の相手は世界を征服しようと、地球侵攻に乗り出したザンスカール帝国です。さて、そんなザンスカール帝国に対抗するレジスタンス組織も当然ありました。リガ・ミリティアという組織です。彼らはジン=ジャハナムという指導者の下、かつて伝説的な強さを誇ったMSガンダムの名を受け継ぐMSを作りました。その名はV(ヴィクトリー)ガンダムです。そのMSで、ザンスカール帝国に対抗しようとしていたのです。

さて、この物語の主人公、ウッソ=エヴィンはヨーロッパ、カサレリアで幼なじみのシャクティとのんびりとした生活をしていました。彼には憧れの女性、カテジナさんという人がいたのです。ウッソが住んでいるのはどちらかと言うとお腹の方に住んでいて、カテジナさんは都市部にすむいわゆるお嬢さんだったのです。さて、そんなウッソが住んでいる場所にもザンスカール帝国は攻撃をかけてきました。その時、偶然リガ・ミリティアの人々がそこにいたのです。このとき彼らはもちろんVガンダムを持っていました。ウッソは自分の住む場所が攻撃されることに憤慨していました。そして、偶然見つけたこのVガンダムに乗って敵を追い払ったのです。リガ・ミリティアの面々はこの少年に驚きました。なぜならウッソは初めてMSを操縦したからです。そして、ウッソはリガ・ミリティアに加わることになったのです。シャクティーはウッソが戦いに身を投じていくことをあまり喜んではいませんでした。そしてウッソ自身も本当は戦いを自分の意志で行っていたわけではありまえせんでした。なぜなら彼の戦いの動機は、自分自身の平和な生活のためだったからなのです。そしてカテジナさんもウッソが戦うことを望んではいませんでした。しかし、カテジナさんはザンスカール帝国にさらわれてしまうことになるのです。そして・・・、カテジナさんは変わってしまったのです。気がつくとカテジナさんはウッソの敵としてウッソの目の前に現れていました。それがどうしてだったのかは、はっきりとは覚えていないのですが、自分の描いた理想と現実とのギャップに苦しみ、その結果戦いに身を投じる結果になったと言う風に記憶してます。

ウッソは戦いの中で、かつて自分を捨てたと思っていた自分の母に会いました。しかしせっかく出会えたと思った母は、ザンスカールに殺されてしまったのです。そして、自分の父が、ジン=ジャハナムと名乗っていたことも知るのです。しかし、彼の両親はこの戦いの中で死んでしまったのです。一方シャクティーの出生の秘密も明らかになってくるのです。彼女は実は、ザンスカール帝国女王マリアの娘だったのです。ザンスカール帝国は、女王のマリアがいたのですが、実質的には彼女は傀儡(かいらい)で、象徴でしかなかったのです。ザンスカール帝国の目的は、エスパーを集めてエンジェル=ハイロウと言うサイキック能力増幅装置によって、人類を退化させようとしていたのです。(確かそうだったはず。)

ザンスカール帝国は内部抗争が激しくなり、次第に分裂していきました。そして女王マリアはその構想の中で命を落としてしまうのです。たくさんの人が命を落とす中、ウッソはこの戦いを止めるべく戦いつづけるのでした。マリアを失ったザンスカール帝国はその娘シャクティーを使い、エンジェル=ハイロウを起動させたのです。しかし、ウッソたちの活躍で無事に彼女は救出されました。そう言えば、カテジナさんはどうなったのかと言うことについて書いていませんでしたね。彼女は敵となってウッソの前に現れたのですが、戦いの結果死んでしまった・・・と思いきや、しっかり最終回では姿を見せていました。どうやら戦いのショックで記憶を失い、目も見えなくなったようです。戦いが終わった後ウッソとシャクティーはまた元の生活に戻っていきました。

余談ですが、このVガンダムの主題歌の歌詞の中の「終わりのないディフェンスでも良いよ」と言うところには、ちょっとした思い出があります。ちょうどその頃masaが体育の授業でバスケットボールをしていたのですが、masaの専門はディフェンス、要するに攻撃は苦手だったと言うことなのですが、そのmasaの姿勢を見た友達から、「この歌詞のようだ」と言われたのを思い出します。そのぐらいですかね・・・。

 

 

 

『機動武闘伝Gガンダム』

ある意味ではこの作品を受け入れられるかで、ガンダムに対しての考え方が分かる(とまでは言い過ぎとしても、実際にはこのぐらいでしょう)と言う作品です。その理由としては、今までとは大きく世界観が異なっていると言うことが原因として挙げられるでしょう。その大きな違いとは、ガンダムというものの捉え方が大きく変わっていることなのです。今まではMS(モビルスーツ)だったのが、この作品ではMF(モビルファイター)というものに変わっていました。これは、ガンダムの運用法が変わったことも上げられると思います。今までと違い、統一した連邦政府のようなものがなく、各国が自分のコロニーを持っているのです。そのコロニーの形は国によってそれぞれ違う部分があるのです。例えばネオジャパンコロニーの形は日本列島の形だったし、ネオメキシコのコロニーはテンガロンハットの形でした。そしてその統一連邦政府がない中でどうやって平和を保っていたのかというと、4年に1度各国代表者がそれぞれ自分のガンダムに乗って戦い、最後まで勝ち残った勝者の所属する国が次の大会まで主導権を握れるということになったのです。この戦いのことを『ガンダムファイト』と言い、そのためにつかうガンダムのことをMF(モビルファイター)というのです。4年に1度のこの戦いのために、各国は自国の代表選手を必死で選ぶというわけなのです。このガンダムのパイロットはガンダムファイターと呼ばれています。そしてこのMFの操縦システムは今までの操縦システムとは違い、モビルトレースシステムと呼ばれ、人機一体の動きをするのです。

さて、この物語の舞台は、そのガンダムファイト第13回大会です。主人公はネオジャパンコロニー代表ドモン=カッシュです。彼の乗るガンダムはシャイニングガンダムといい、必殺技のシャイニングフィンガーで戦うのです。と、ここまで書くとあまりに単純なのですが、彼が戦う理由は別にあるのです。彼の父、ライゾウ=カッシュ博士は親友のミカムラ博士と協力して、究極のガンダム「アルティメットガンダム」を作り出したのです。このガンダムは『再生、進化、増殖』という3大理論を兼ね備え、本来は地球の環境再生のために作られたものでした。しかし・・・、このアルティメットガンダムをドモンの兄キョウジ=カッシュが奪い取って地球に逃げ出してしまったのです。その際、このガンダムは大気圏突入のショックで「デビルガンダム」になってしまたのです。その逃亡のために、ライゾウ博士は冷凍刑となり、母も殺されてしまったのです。ドモンはこの頃修行をしていたのですが、その話を聞きすぐに駆けつけたのです。父の無実を信じ、兄の行方を負うためにモビルファイターになり、ガンダムファイトに参加することになったのです。彼はミカムラ博士の娘で幼なじみのレインと一緒にデビルガンダム、そして今や反逆者となった兄キョウジを追う戦いをすることになったのです。

と、ここでこの事件の真相を書かなくてはならないでしょう。実はドモンが知らされた事実は、かなり真実とは異なった形のことなのです。確かにアルティメットガンダムの製作の目的は地球環境の再生でした。しかし、実際はこのガンダムをネオジャパンコロニーは軍事目的で利用するつもりだったのです。ライゾウ博士を妬んだミカムラ博士にネオジャパンのウルベ大佐が声を掛け、このたくらみはスタートしました。しかし、ライゾウ博士はこの企みに気づき、息子キョウジにアルティメットガンダムをたくし地球に逃げるように言ったのです。そして彼は父の言う通り逃げました。しかし、ウルベはこれをライゾウ博士及びキョウジの反乱として取り扱ったのです。そして、ドモンにはあくまでも兄キョウジが反乱を起こしたように伝えたのです。

さて、ドモンはこの戦いの中でライバルと呼べる存在を得ました。ガンダムマックスターに乗るネオアメリカ代表のチボデー=クロケット、ドラゴンガンダムに乗るネオチャイナ代表のサイ=サイシー、ガンダムローズに乗るネオフランス代表のジョルジュ=ド=サンド、ボルトガンダムに乗るネオロシア代表のアルゴ=ガルスキーの4人です。彼らはそれぞれ自分の目標を持ってこのガンダムファイトに臨んでいました。彼らはお互いに実力を認め合う関係になったのです。

ドモンには格闘技の師匠がいました。流派東方不敗の創始者にして、第12回ガンダムファイト優勝者、東方不敗マスターアジアその人です。この人は最強の格闘技集団であるシャッフル同盟の一員でした。このシャッフル同盟とは、ブラックジョーカー、キングオブハート、クイーンインザスペード、ジャックインダイヤ、クラブオンエースの5人で構成されています。といってもこの5人は固定というわけではなく、代々受け継がれていく名前のようです。ドモンは既に東方不敗からキングオブハートの称号を受け継いでいました。しかし、師匠である東方不敗はデビルガンダムの手下となり、ドモンの敵として現れたのです。デビルガンダムの細胞、つまりDG細胞に侵されるとデビルガンダムの意のままに操られてしまうのですが、東方不敗が敵としてドモンの前に現れたときには、ライバルであるチボデーたちはこの細胞に侵されていたのです。5対1の戦いを強いられるドモン、その最大のピンチの時に現れたのはネオドイツ代表ガンダムシュピーゲルに乗るシュバルツ=ブルーダーだったのです。彼の正体はドモンの兄キョウジがデビルガンダムに取り込まれたときに最後に残ったキョウジの意識が作り出した自分のクローン、アンドロイドだったのです。キョウジ本人はデビルガンダムに取り込まれ意識を失っているのですが、彼の良心はシュバルツという姿でドモンを守るために戦場に現れたのです。そして、東方不敗以外のシャッフル同盟のメンバーも東方不敗を止めるために現れたのです。シャッフル同盟のメンバーは、チボデーたちの力を認め、彼らのDG細胞を取り除くため命がけの手段に出ました。彼らの犠牲によってチボデーたちは元に戻ったのです。そしてチボデーたちは彼らからシャッフル同盟の称号を受け継いだのです。

デビルガンダムはキョウジを取り込み、元の姿から恐ろしい進化を遂げました。その手下としてデビルガンダム四天王が出てきたのです。ガンダムヘブンズソード、グランドガンダム、ウォルターガンダム、そしてマスターガンダムです。マスターガンダムにはマスターアジアが乗っていました。それ以外の四天王の機体にはそれぞれDG細胞によって操られたGFが乗り込んでいました。それに関してはまたあとで書くことになるでしょうが、ここで紹介したいと思います。ガンダムヘブンズソードにはネオイタリア代表ミケロ=チャリオットが、グランドガンダムにはネオイングランド代表ジェントル=チャップマンが、ウォルターガンダムにはネオスウェーデン代表アレンビー=ビアズリーが乗っていました。

と言うことでストーリーの続きを。ガンダムファイトとは半年間の予選大会の後、決勝大会があるのです。予選大会の後、ドモンたちはかつてドモンが修行した地、ギアナ高地で修行をすることになったのです。修行の理由は、デビルガンダムに立ち向かうにはドモンたちの力が足りないと言うことと、デビルガンダムに対する恐怖を振り払うことをシュバルツはドモンたちに言ったのです。そしてシュバルツはドモンに「明鏡止水」を会得するように命じるのです。この境地に至れば、シャイニングガンダムの真の力を使いこなすことが出来るというのです。その修行はかなり厳しいものでした。ドモンはその境地に至るのに苦労していました。それを見かねたシュバルツは、彼を生命の危機に追い込んで、習得させようとしたのです。ドモンはついにその境地に至りました。そして彼らは第13回ガンダムファイト決勝大会が行われる香港に向かうことにしました。しかしそこにマスターアジアが襲い掛かってきたのです。マスターアジアはドモンたちが香港に行くのを止めようとしたのです。そこでドモンは仲間を先に行かせて一人でマスターに立ち向かうことにしたのです。「明鏡止水」の境地を会得したドモンはマスターアジアを圧倒したのです。そして一度はデビルガンダムを倒すことに成功したのです。しかし、シャイニングガンダムはこの戦いで大破してしまうのです。そこでネオジャパンは彼に新たな機体、ゴッドガンダムを与えました。ゴッドガンダムの必殺技はゴッドフィンガーで、シャイニングフィンガーのパワーアップしたものが搭載されていますし、シャイニングガンダムで言うところのスーパーモードもハイパーモードとして継承されています。

さて、新たな機体を得たドモンは決勝の地、香港へと無事に到着しました。ネオホンコンの首相、ウォン=ユンファはマスターアジアと手を組んで、デビルガンダムを使って世界を支配しようとしていました。ウォンにとってマスターアジアは、あくまでもデビルガンダムを手に入れるためだけの用しかなかったのです。それゆえ、デビルガンダムを手に入れた後は次第に邪魔になっていきました。デビルガンダムはキョウジをコアとして取り込んでいたのですが、度重なる戦いの影響でコアであるキョウジは消耗してしまい、新たなコアを探す必要があったのです。マスターアジアは本来なら自分がコアになろうと思っていたようですが、自分の体が病魔に冒されていたので、自分の弟子であるドモンをコアとして使おうと考えていました。一方ウォンはコアとなるべきGFを別に探していたのです。その対象とは、ネオスウェーデン代表アレンビーでした。なぜアレンビーだったかというと、デビルガンダムのコアには女性がふさわしいと言う研究結果が出ていたからです。さて、アレンビーについて説明しましょう。彼女の実力はドモンたちに匹敵するほどのものがありました。彼女のMFにはバーサーカーモードと言うゴッドガンダムのハイパーモードのようなものが搭載されていました。しかしこのバーサーカーモードというのは自分の意志で発動するものではなく、外部からの操作によって発動するものでした。そのためパイロットであるアレンビーには負担がかかることになったのです。そのことに気づいたドモンはこのシステムを使わないようにと命じました。しかし、彼女はウォンの手によってDG細胞を移植され、デビルガンダム四天王としてドモンと戦うことになるのです。(正確にはアレンビーはドモンとではなく、レインと戦うことになるのですが・・・)

さて、決勝大会も進んでいくとドモンはシュバルツと戦うことになりました。それに際してマスターアジアはドモンに流派東方不敗最終奥義である石破天驚拳をさずけました。そしてその最終奥義でシュバルツに勝ったのです。そして決勝大会最終トーナメントに進出しました。その勢いでマスターアジアも倒し、ついにドモンは優勝するのです。しかし、この戦いでマスターアジアはついに死んでしまいました。彼は弟子ドモンの成長に感動しつつ、この世を去っていきました。そして、復活したデビルガンダムもドモンの手によって破壊されることになったのです。ここに至って初めて、シュバルツは自分の正体とその目的をドモンに教えました。ドモンは兄キョウジを乗せたデビルガンダムをシュバルツごと破壊しました。ウォンの野望もここで潰えることになりました。

さて、ここで物語は終わりと思ったのですが、ここでネオジャパンのウルベ大佐の野望が明るみに出るのです。実はデビルガンダムはコアを失ったものの、完全に破壊されたわけではなかったのです。さて、デビルガンダムの地球降下の原因に自分の父が関係していると知ったレインは、ドモンと別れ、一人ネオジャパンコロニーに向かいました。ウルベはウォンの研究から、そのレインをデビルガンダムのコアとして使おうと画策したのです。レインはそのウルベの企みに巻き込まれることになったのです。レインを取り込んだデビルガンダムはさらにネオジャパンコロニーを取り込んで、禍禍しい姿になってしまったのです。それを知ったドモンはレインを救出するためにネオジャパンコロニーに向かいました。そしてドモンだけでなく、世界中のガンダムファイターがデビルガンダムを止めるために集結したのです。(このとき、どういうわけかガンダムマーク2などがいたように見えるのだが、気のせいだろうか?)彼らの協力を得て、ドモンたちはコロニー内部に乗り込みました。内部にはデビルガンダムの本体(レインを取り込んだもの)がいました。ドモンはレインを救出しようとしたのですが、レインはドモンを拒絶していました。彼女はドモンに対する罪の意識で、ドモンを受け入れることが出来なかったのです。ドモンはレインを救出するために愛の告白をしたのです。その告白を受けたレインはドモンの元に戻りました。そして二人の愛の力でついにデビルガンダムは完全に破壊されたのです。

と、これだけ説明するのにかなりの量の文章を書きましたが、これだけでストーリーを完全に説明できたと思います。最初に見た時はイロモノガンダムで終わると思ったのですが、ドモンの師匠マスターアジアが出てきたところからこの話がかなり変わっていきました。このアニメの製作は「ミスター味っ子」と同じ人が行ったと言うことで、見たことがない人に分かりやすく言うと、「とにかく濃い演出」と言うことです。個人的にはかなりお気に入りですので、この続編をぜひ見てみたいと思います。ガンダムと言えば暗いストーリーと思っている人にはぜひお勧めです。まぁこれだけmasaが文章を書いたと言うことからも、この作品にどれだけの思い入れがあるのかもお分かりでしょう。masaがこのアニメを見ていた時はちょうど高校入試のために受験勉強をしていたのですが、どれだけ受験勉強が忙しくなってもこれだけは見逃しませんでした。

 

 

 

『新機動戦記ガンダムW』

この作品には色々な言い方が出来るのですが、masaなりにまとめるとするなら「平和を求めるための戦いだった」と言うところでしょう。もちろん今までのガンダムシリーズでも平和を求めてと言う動きはありましたが、この作品のように最終的に完全な平和が訪れたと言うことはなかったように記憶しています。と言うことでストーリーの説明に入りましょう。

かつて「完全平和主義」を唱えたサンクキングダムという国がありました。しかしその国は国王暗殺により崩壊してしまいました。その国には王子であるミリアルド=ピースクラフトと、王女であるリリーナ=ビースクラフトがいました。ミリアルドは連合軍特殊部隊OZの大尉ゼクス=マーキスとして、一方リリーナは国王の家臣の娘リリーナ=ドーリアンとして育てられたのです。分かりにくいと言う人には、ファーストガンダムにおけるシャアとセイラの関係だと言えば分かっていただけるでしょう。この物語ではAC(アフターコロニー)と言う言い方で年号を表していました。これはAC195年のことでした。そういえば、サンクキングダム国王が暗殺されたのと同時期に、コロニーで活動していた指導者ヒイロ=ユイが暗殺されました。これら二つの暗殺には連合軍が関わっているとされました。なお、ここでいう連合軍とは地球連邦軍とほぼ同じと言って良いでしょう。実際には連合軍=OZぐらいで考えてもらってもかまいません。なぜ彼らが暗殺されたのかと言うと、間違いなく自分たちに都合が悪かったからです。そんなわけで、コロニー側からは連合に対する反感があったわけです。それゆえ、コロニー側では連合に対してレジスタンス活動を始めることになったのです。その活動には少年の工作員が選ばれました。少年と言っても彼らは一人一人戦闘のプロとして訓練をされていたので、戦闘に関しては何の心配もなかったわけです。

さて、ここでコロニーから送り込まれた少年たちについて説明しないといけないでしょう。彼らこそが、この物語の主人公です。少年は全部で5人いました。一人目はヒイロ=ユイ、ウイングガンダムに乗る少年です。基本的に彼は無口で、任務のためには手段を選びませんでした。手段を選ばないと言うのは、任務のためなら命すら惜しくないと考えているところからも分かるでしょう。彼の乗るガンダムには強力な兵器、バスターライフルが装備されていますが、これは3発しか使えないと言う欠点もあります。それとこのガンダムはバード形態に変形することも出来、空を自由に飛ぶことができるのです。二人目はデュオ=マックスウェル、ガンダムデスサイズに乗る陽気な少年です。彼の陽気さは誰とでもうまく人間関係を築けると言うところからも分かります。彼の乗るガンダムは接近戦用の機体で、ビームサイズとバスターシールドを装備しています。彼はこのガンダムを相棒と呼んでいます。さて、三人目の少年はトロワ=バートンといい、ガンダムヘビーアームズに乗っています。彼は特徴的な髪型をしていて、恐ろしいほどの身のこなしを出来る少年です。今でも印象的なのは、彼がよく前方宙返りをしながらさらに横回転をするシーンです。彼の乗るガンダムは全身実弾兵器を装備した武器庫のようなガンダムです。一応実弾兵器が弾切れを起こした場合を考えてアーミーナイフを装備しているのですが、基本的にこの機体は中、遠距離戦専用の機体です。四人目の少年はカトル=ラバーナ=ウィナーといい、ガンダムサンドロックに乗っています。彼は少年たちの中で唯一家族の存在が明確にされています。彼はコロニーの中で富豪の息子として生まれたのですが、コロニーのために立ち上がることにしたのです。彼にはマグアナック隊と言う仲間がいて、「アリババと40人の盗賊」のような感じになっています。彼の乗るガンダムは耐久力に優れているのが特徴です。五人目、最後の少年は張=五飛(チャン=ウーフェイ)で、シェンロンガンダムに乗っています。彼は文武両道に優れ、高い格闘能力を持っています。また、女性が戦うことには強い違和感を持ち、勝利に執着しています。彼の論理は「正義は強いもの、自分も強い、それゆえ自分は正義である。」というものです。彼の乗るガンダムは格闘能力に優れた近距離戦専用の機体です。

この五人の少年たちは、それぞれ自分のガンダムを作った技術者の命令によって地球に降下することになりました。これがいわゆるオペレーション=メテオというものです。それぞれの少年には一人ずつ技術者がいたのですが、彼らはかつて協力して一つの機体を作っていました。その名はウイングガンダムゼロと言います。この機体はツインバスターライフル(一撃でコロニーを破壊できる能力を持つ)を装備した強力な機体でした。五人の少年のガンダムはもともとこの機体が元になって出来たものなのです。この機体は封印されていましたが、その理由はこのガンダムに搭載されていたシステムのせいだったのです。そのシステムの名はゼロシステム、これは戦闘内での戦局分析・予想を行い、操縦者の脳に直接そのデータを送り込むMS操縦システムで、パイロットの質が高くないとパイロットの精神が崩壊してしまう危険性もあったのです。この危険なシステムを使うわけには行かないということで博士たちはこの機体を封印したのです。

さて、オペレーションメテオによって地球に降下した五人の少年は互いに同じ目的で動いている少年が自分以外にいることを知りませんでした。しかし、次第に戦場で出会うことになると、お互いに存在を意識するようになるのです。彼らはコロニーのために動いていたのですが、そんな彼らを罠にかけるべく、OZ総帥トレーズ=クシュリナーダはコロニーに対して友好的な姿勢を示していた将軍の機体を少年たちに落とさせたのです。これによって、少年たちは地球に対決姿勢を示したことになり、地球対コロニーの図式が明確になるのです。そんなコロニーに対して、OZはミサイルで攻撃すると脅しをかけてきました。もし彼らが降伏しなければ、コロニーは破壊されてしまうと言う状態になり、少年たちに命令した博士は降伏することになりました。彼らはこの降伏勧告にはガンダム引渡しも含まれていたのですが、降伏するがガンダムは引き渡さないと言う姿勢を見せます。そのためヒイロは自分の機体を自爆させます。地球での戦いに限界を感じた少年たちはコロニーに帰ることにしました。しかし、OZの政策を知ったコロニー側は、あえてガンダムを敵として扱うことにしたのです。少年たちがコロニーに裏切られた頃、地球のOZでも動きがありました。OZのゼクスはOZから反逆者として扱われることになったのです。そのため、一度ゼクスとしては死んだことにして行動を起こそうとしたのです。そして彼もまた宇宙へと出ることになったのです。一方その頃リリーナは、自分がサンクキングダムの国王の娘であることを知り、どうにかして地球とコロニーの間に立って平和を目指そうとしました。OZ総帥トレーズも自分の地位を追われることになったのです。

宇宙に出たヒイロとトロワは、OZに捕らえられ、OZの兵士として試作MSのテストパイロットとして働かされることになりました。一方デュオとウーフェイは宇宙に出たところで捕らえられ、処刑をされることになってしまったのです。なぜヒイロたちとデュオたちの処遇が違うのかと言うと、デュオたちはガンダムごと捕らえられたためです。その頃カトルは実家に帰っていました。しかし彼のいたコロニーでは自分たちを支援してくれたはずのコロニーの住人たちから裏切られてしまうのです。その結果家族を失ってしまうことになるのです。彼はその結果、あの封印された機体、ウイングガンダムゼロを復活させてしまいました。もちろん彼はゼロシステムに取り込まれ、暴走してしまいました。この暴走はヒイロとトロワの手によって止まったのですが、その結果多くの犠牲を生んでしまうのです。

それから色々とあって(途中結構面倒なので省略します。正確に覚えていないと言うこともあるのですが)、気がつくとOZ総帥の座を追われたはずのトレーズは再びOZの総帥に戻っていました。(その間、リリーナがサンクキングダムを再興して、そのサンクキングダムが崩壊した後OZ総帥になったり、また普通の少女に戻っていたりしていたのですが・・・。)一方ゼクス(ミリアルド)は、コロニーの連合組織ホワイトファングのリーダーになっていました。そしてOZとホワイトファングは戦いを始めたのです。ヒイロたちはこの戦いを止めるべく動き出します。しかし、この戦いの裏にはトレーズ、そしてミリアルドのある意思が働いていたのです。その意思とは、人類が平和になるためには一度「こんな戦いはもう嫌だ」と思わせるほどの戦いを経験させないといけないので、そのためにあえて自分たちが敵同士になって戦うことによって、平和の尊さを実感させようというものでした。リリーナ=ピースクラフトが受け継いだ完全平和主義、その実現のために彼らは自分から犠牲になろうとしたのです。

そんなことを知ってか知らずか、ヒイロたちは自分が守らなければならないものを守るため、最後の戦いを挑むのです。そしてトレーズの死によってこの戦いはホワイトファングの勝利となりました。ホワイトファングは自分たちの旗艦リーブラを地球に降下させようとしたのです。ミリアルドは戦いの意味がなくなった以上リーブラを地球に落とすことも意味がなくなるというわけで、自らの手で食い止めるべく動きました。そして彼はリーブラと運命を共にした・・・はずです。結局リーブラが地球に落ちるのは未然に食い止められることになりました。そして、完全に平和な世の中が訪れ、ガンダムもその役目を終えることになったのです。これでガンダムWの物語は終わりとなります。

が、実はこの物語には多少続きがありまして、それは「ガンダムW Endless Waltz」としてビデオが出ています。簡単に言うと、「ガンダムW」から1年後に新たに平和を乱すような敵が現れて、ヒイロたちがそれに立ち向かうというものなのですが、それによるとどうやらミリアルドは生きていたと言うことのようです。まぁ名前は名乗っていませんが間違いなく分かることでしょう。そこはビデオで確認してください。

「Gガンダム」の後のこの物語は、今までのガンダムにはなかったほどパイロットが注目されたようです。おそらく今までのガンダムシリーズの中で一番女性ファンが多かったと言うことからも証明されているようです。パイロットたちが少年だったこと、しかもいわゆるかっこいい系だったことが影響しているようです。masaはパイロットにはそこまで気がつきませんでむしろガンダムの方に注目していました。この物語では特徴的なガンダムが多く、結構気に入ってたりします。

 

 

 

『機動新世紀ガンダムX』

この物語は「Gガンダム」、「ガンダムW」の人気を受けて作られましたが、実は視聴率が振るわずに途中で打ち切られたと言う無念の作品でもあります。この作品が不人気だったのには、一つにはニュータイプを否定してしまったと言うのが上げられるでしょう。「Gガンダム」で子供たちをひきつけて、「ガンダムW」で女性を引きつけて、そしてファーストガンダム世代に受け入れられるようなガンダムを作ろうとしたようですが、せっかく引き付けられた子供や女性が引いてしまい、そしてニュータイプを否定したためにファーストガンダム世代からも敬遠されてしまったようです。低視聴率の原因としてもう一つあげられるのは、放送時間帯の問題です。「Vガンダム」〜「ガンダムW」までは金曜日の午後5時から放送だったのが、この作品は途中から土曜日の午前7時から放送に変わったために、視聴者を捕まえられなかったということも影響しているようです。

と、あんまり悪口ばかりを書いていても仕方ないので、そろそろストーリーの説明に入りましょう。この物語は地球側の連邦政府と、コロニー側の宇宙革命軍との戦争で荒廃してしまった地球を舞台にしています。なぜ地球が荒廃してしまったかと言うと、第7次戦争において宇宙革命軍がコロニー落としを計画し、それを連邦政府が食い止められなかったため、地球にコロニーがたくさん落ちてしまったと言うことなのです。その結果地球が荒れ果てたため、地球にはモビルスーツ乗りたちがあふれ、バルチャーとなって小競り合いを繰り返していたのです。その時地球の連邦政府軍のエースパイロットだったジャミル=ニートは、かつてニュータイプだったのですがこの戦いでニュータイプ能力を失ってしまったのです。戦争でニュータイプがいなくなってしまったこの世界で、唯一とも言えるニュータイプ能力を持つ少女ティファと出会ったジャミルは、彼女を守りつつ自らもバルチャーとして戦う日々を送っていました。

さて、この物語の主人公はガロード=ランと言う少年でした。彼は偶然忍び込んだ倉庫に眠っていたガンダムXを発見しました。ガンダムXはかつてジャミルが乗っていた機体ですが、この機体にはサテライトキャノンと言う超強力な武器を装備していました。この武器は月のマイクロウェーブ送信施設からエネルギーを受信して、それを発射すると言う武器なのです。月が出ていないと使えない武器なのですが、これは恐らく反則的な強さの武器だったと思います。で、この機体を見つけたガロードは、ジャミルたちの戦艦フリーデンに忍び込んでティファと出会うのです。そしてティファの手助けによってサテライトキャノンを打つのでした。それから色々とあって、ガロードはジャミルたちと一緒に動くことになりました。

さて、この世界でただ一人のニュータイプであるティファの存在を知って、色々な勢力が動き出します。その中で最も危険なものはフロスト兄弟です。彼らは双子の兄弟で、お互いにテレパシーで交信しあっていたようです。彼らは人工的にニュータイプを作り出そうとする実験の過程で失敗作とされ、存在を否定されたのですが、彼らはそれが原因で自分たちが世界を支配することを思いつくのです。そのため彼らはかつての連邦政府、今の新連邦に身を寄せました。新連邦もニュータイプ、ティファを手に入れようとしていました。ジャミルたちは新連邦、そしてフロスト兄弟からティファを守るべく戦いをしていったのです。

戦いの中でジャミルは、かつての戦いの後遺症としてコックピットに座れなかったのを克服することに成功しました。そしてかつて自分が乗っていたガンダムX(ガロードが乗っているものとは違うもの)が新連邦に改造されたガンダムDX(ダブルエックス)と出会います。しかし、このガンダムDXはガロードが奪い取り、そのまま自分の機体にしました。ガンダムXも戦いの中でサテライトキャノンを破壊され、ガンダムXディバイダーとして改造されました。そのようにして次第に戦力が増強されていったのです。しかしティファは宇宙に連れ去られてしまうのです。そのため宇宙に行ってティファを取り返す必要が出てきたのです。そんなわけでガロードたちは宇宙に出ることになりました。しかし、宇宙には宇宙革命軍がいて、彼らもまたティファを狙っていたのです。宇宙に出たガロードは、Gファルコンを見つけました。これはただの戦闘機ではなく、ガンダムと合体することによってガンダムをパワーアップさせることができると言うものなのですが、これによってさらにガンダムDXはパワーアップしました。

さて、ティファを取り返したガロードはジャミルたちと合流しました。彼らはティファから月にある施設D.O.M.E(ドーム)に行くようにといわれます。そこにはジャミルが追い求めていたニュータイプに関する答えがあるらしいのです。そしてD.O.M.Eに彼らは行くことにしたのです。しかしそこには宇宙革命軍、そして新連邦軍がいたのです。そしてもちろんフロスト兄弟もいました。そしてD.O.M.Eに向かったのですが、そこは厳重に守られていました。なぜなら選ばれた者以外が来ないようにするためでした。宇宙革命軍、新連邦軍の勢力が向かうと攻撃を受けたのですが、ティファの呼びかけに答えたD.O.M.Eは攻撃を止めました。そして彼らを案内したのです。その中にいたのは最初のニュータイプでした。最初のニュータイプだった彼(?)はデータとしてその場所に封印されたのです。彼はティファに願いを聞きました。ティファの願いは自分のニュータイプ能力を消して普通の少女に戻して欲しいと願いました。彼女の願いは無事にかないました。その彼女の願いを聞き届けた最初のニュータイプは去ってしまいました。ジャミルは彼にニュータイプとは何なのかを尋ねました。彼の答えはニュータイプはいなかったというものでした。ここがファーストガンダム世代から反発を買った原因かもしれません。

さて、ニュータイプについての結論が出てしまうと、宇宙革命軍、新連邦軍ともにティファに執着する理由がなくなってしまいました。なぜなら彼女はすでにニュータイプではなくなってしまっていたのだから・・・。そんなわけで、ジャミルたちと宇宙革命軍と新連邦軍は三つ巴の戦いを繰り広げます。が、ここでついにフロスト兄弟が自分たちの野望のために動き出すのです。彼らは宇宙革命軍、そして自分たちが所属していたはずの新連邦軍に対して攻撃をかけるのです。彼らを倒したフロスト兄弟はガロードに戦いを挑みます。結局双方の機体は相打ちと言う形で壊れてしまうのです。しかし、戦いそのものはジャミルたちの勝利に終わりました。戦いが終わった後、ジャミルは新連邦軍を立て直すために軍に戻りました。そしてガロードはティファと平和な暮らしを始めるのです。

この物語は毎回のタイトルが登場人物の誰かが発したセリフから取られていて、その一つ一つが印象的でした。例えば「私の愛馬は凶暴です」とか、「月は出ているか?」と言ったものです。masaはこれはこれで面白かったと思うのですが、気がつくと一年続く物語のはずが、10ヶ月で終わってしまって結構ショックでした。個人的にはガンダムXはガンダムと言うより、移動砲台のようにも見えたのですが・・・。これもまたガンダムの一つの形と言うことで個人的には納得しています。

 

 

 

『∀ガンダム』

∀ガンダムと言うのは、最初にデザインが発表された時にはかなりの人の反発を買いました。ガンダムは何でもありかなと思っているmasaでさえ、このデザインをはじめてみた時には、かなりの衝撃を受けました。通称「ヒゲ」と呼ばれているのですが、このヒゲでかなりの人が引いてしまったようです。この原因はなんだったのかというと、デザインを担当した人が今までの人と違い、シド=ミードと言う世界的なデザイナーが担当したからではなかったかと思います。この人は今までのガンダム像にとらわれずに新たな形のガンダム像を作ると言う画期的な試みに挑戦したと言う意味ではかなり評価されるべきだと思います。まぁその結果がああいう形のガンダムであったことについては、賛否両論はありましたが。

この物語の世界は、今までのガンダム世界とは相当異なっていました。今までは機械文明が発達した中での発達した科学の成果として生まれたガンダムであったのですが、この世界は歴史的に考えると産業革命あたりの頃をモデルにしているようです。そのため、まだ機械になじみがなかったようです。地球の文明はそんな感じだったのですが、月には月独自の文明が発達していました。月に住んでいたのはムーンレイスと言う人々でした。彼らはかつて地球に住んでいたのですが、宇宙に出て月に住み、独自の文明を発達させてきたようです。

さて、そんなムーンレイスの国は女王ディアナ=ソレルが治めていました。彼女はコールドスリープ(冷凍睡眠)によって、普通の人間よりも長い間生きることが出来るのです。さて、そのムーンレイスはかつて住んでいた地球に戻ることを計画しました。そのため、ムーンレイスの少年少女を、先遣部隊として地球に降下させることにしたのです。その中にはこの物語の主人公ロラン=セアックも含まれていました。ロランたちは、地球人の中でムーンレイスが住むことが出来るかどうかを確認するために地球に送り込まれたのですが、彼らは地球人の中でごく普通に生活していました。その調査の成果を知った女王ディアナは地球帰還作戦を決行することにしたのです。地球帰還作戦と言っても、もともと住んでいた地球に戻るだけなのだから、当初の予定では簡単に地球に帰還できるはずだったのです。ところが、当時の地球人にとっては宇宙人の存在など信じられるものではありませんでした。そのため、地球側はディアナ=カウンターに攻撃を仕掛けてしまったのです。地球側の攻撃手段は一体何だったかというと、複葉機による爆弾投下であるとか、装甲車による攻撃でしかなかったのです。一方ディアナ=カウンターはMSを所有していたので、戦力差を考えると圧倒的にディアナ=カウンターの勝利となるのです。

さて、ディアナ=カウンターのMSが降下してきたときロランは何をしていたかと言うと、その地方の成人の儀式をしている最中だったのです。ディアナ=カウンターの攻撃の衝撃で、儀式は中断されました。このとき儀式の守り神であったホワイトドール(∀ガンダム)が動き始めたのです。その∀ガンダムに偶然乗り込んだロランは、ディアナ=カウンターに立ち向かうことになったのです。彼は一応はMSの操縦が出来るのですが、同じムーンレイスと戦うことになるとは思っていなかったようです。ロランはイングレッサ地方の富豪、ハイム家の運転手として働いていたのですが、ハイム家は、ディアナ=カウンターの攻撃によって破壊され、当主が死んでしまったのです。そのハイム家のお嬢様、キエル=ハイムは学問をしようとしていたのですが、戦いが始まったことによって、その戦いを止めるように動き出すことになったのです。実はキエル=ハイムとムーンレイス女王ディアナ=ソレルは瓜二つだったため、途中で入れ替わることもあり、周りの人でも確認することはかなり困難でした。(と言うか、この物語のかなりの部分で二人が入れ替わっていたため、毎週見ていないとどちらがどちらであるのかを見分けるのは困難でした。)一方キエルの妹ソシエは父の仇を取ろうと、戦いに身を投じることになったのです。

さて、ムーンレイスに対抗するために、イングレッサ領領主グエン=ラインフォードは対ムーンレイスの軍としてミリシャを組織します。彼はムーンレイスと戦い、その技術を吸収することで地球の技術を進歩させようと思っていました。彼は∀ガンダムのパイロットがロランであることに驚き、彼を戦いに出そうとします。ロランは戦うことが嫌いなので反発するのですが、自分がやらなければならない状況に追い込まれたために仕方なく戦っていると言う状態でした。そんな中、ムーンレイスの女王ディアナが地球に降り立ったのです。彼女は平和的に地球帰還をなそうとしたのですが、様々な行き違いの結果、戦いを避けることは出来なくなったのです。そんなわけで、彼女は自らの意思に反して戦いの指揮を取らざるを得なくなるのでした。

イングレッサ=ミリシャはルジャーノ=ミリシャと協力することにしました。ルジャーノ=ミリシャは遺跡から発掘したMSボルジャーノン(と言うかザクそのもの)を主戦力としていました。彼らと協力することで、ミリシャは戦力を増強していったのです。一方、ディアナ=カウンターの内部では不穏な動きが見られるようになってきました。月の本国では、ディアナを支えるべく、政治面と軍事面でそれぞれアグリッパ=メンテナーとギム=ギンガナムがいたのですが、彼らは密かにディアナに反旗を翻そうとしていたのです。そのため、ディアナ=カウンターではその動きに呼応して、ディアナに反旗を翻すことになったのです。このときディアナとキエルは入れ替わっていたので、それもディアナに対する反乱の原因になったのではないかと思っています。なお、この入れ替わりに気がついているのはロランだけでした。

入れ替わってディアナとして行動していたキエルは、その正体を見破られ月に連れ去られることになりました。キエルとして行動していたディアナはそれを知り、月に行く必要があると感じていました。一方グエンは、遺跡から発掘した戦艦を使って月の本国に向かい、和平交渉をするつもりでした。彼の考えでは、地球にも文明が発達していることを証明するには月まで戦艦で出向く必要があるということらしいのです。地球の技術を証明できれば、月も考えを変えるだろうという考えで行動していたのは、恐らく無知であることが原因だったと思うのですが・・・。

ムーンレイスの中には∀ガンダムを見て、「黒歴史の再来だ」と恐れおののきました。「黒歴史」と言うのは一体何だったのでしょうか?その答えはつきに封印された記録の中に眠った戦いの記録でした。この戦いというのは、今までのガンダムの歴史の全てだったのです。つまり、この物語の世界は今までのガンダムの物語が起こった後の世界での出来事なのです。ではどうしてこの物語の地球は文明が産業革命時代に戻っていたのでしょうか?それは∀ガンダムに隠された性能を説明しないといけないでしょう。∀ガンダムに搭載された最強の武器の名前、それは月光蝶です。この月光蝶は、全てを破壊する威力を持っています。戦いが激しくなってくると、全てを破壊して無に返すため∀ガンダムは月光蝶を発動するようになっていたのです。∀ガンダムはそのために存在すると言ってもいいでしょう。

さて、月に来てみると軍事担当のギム=ギンガナムは戦いを求めていて、休戦協定にはとうてい納得してませんでした。そしてグエンも自分の目論見(ディアナ=カウンターと戦うこと)が外れ、失望していました。戦いを求めるギム=ギンガナムとグエンは手を組むことにしました。彼らは地球に帰り、その軍事力で地球を征服することにしたのです。そこでロランたちはディアナたちと共に、グエンたちに立ち向かうために地球に戻ることにしました。ギンガナム軍に立ち向かうため、ロランたちはディアナ=カウンターと手を組むことにしたのです。そして最後の戦いが始まりました。ギンガナムの乗るMSターンXは∀ガンダムを倒すべく作られたMSでした。∀ガンダムとターンXは互いに月光蝶を繰り出しました。そして相打ちになったのです。一方野望を抱いていたグエンは結局その野望を果たすことは出来ず、最後は・・・どうなったのか記憶にありませんが、確か生きていたことだけは間違いないと思います。ロランとキエル(本当はディアナ)が平和に暮らしてるところで終わったと思います。

この作品は今までとは違い、フジテレビ系列での放送になりました。しかも(福岡では)午後4時25分からの放送と言う非常に中途半端な時間帯の放送でした。と言う訳で、ビデオ録画に非常に苦労したことを思い出します。ストーリー自体はほのぼのとして良かったと思います。毎回戦闘があったというわけでもなかったので、戦闘シーンが好きな人には多少不満があったかもしれませんが、これもまた一つの形と言うことでよかったと思います。なお、この作品では今までほぼ当たり前とされていたMS乗り換えによるパワーアップがなかったのも特徴でした。あとは・・・、オープニングを西城秀樹、エンディングを谷村新司が歌っていたのが驚きでした。それぐらいでしょうか。

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